新大宮商店街振興組合/京都ノートルダム女子大学と商店街活性化計画実施
2024年09月11日 16:26 / 経営
京都ノートルダム女子大学現代人間学部生活環境学科は9月から、京都市の新大宮商店街振興組合と連携し、地元民に愛され親しまれる商店街の活性化を目指すプロジェクトを開始した。
新大宮商店街と京都ノートルダム女子大学の学生、スムージハウス パッソが連携して、9月から2025年2月まで月に一度、新大宮商店街で「新大宮商店街盛り上げ隊」として活動を行う。駅前の大型商業施設に足が向きがちな学生や子育て世代が、住み慣れた地域にある商店街に足を運ぶことを目指す。
9月21日、新大宮商店街盛り上げ隊による「第1回 手作り品販売会」を新大宮広場で開催。スープやソーダなどを販売するほか、先着順でルイボスティ、クッキーなどを進呈する。第2回以降は、10月17日、11月21日、12月7日、2025年1月11日、2月1日に開催する予定だ。
商店街関係者と大学生、地域住民が協力し、商店街の運営や地域課題の解決を目指す取り組み。特に、デジタルネイティブ世代である学生と連携し、SNSを活用した情報発信力の強化や、障がい者や子どもたちと地域住民の交流を促進する。学生は連携団体との対話を通し、さまざまな人と協働する力や問題解決力を養成する。
プロジェクトは、京都府の「大学・学生とともにのばす京都プロジェクト共同事業費補助金」を受け、生活環境学科の三好明夫教授と3年次生6名が中心となり、知的障がいのある人が、その人らしく地域で暮らし、自立していくために必要な力を蓄える自立訓練(生活訓練)事業を提供する特定非営利活動法人プエルタと就労継続支援B型事業プエルタと協働して実施する。
現代人間学部生活環境学科では、生活環境を構成する衣、食、住、福祉、家族、生活経営・経済の6分野を幅広く学び、各分野だけでなく分野を超えた多角的な視点を養い、創造的思考力を高め、地域や社会に貢献できる人材育成を目指している。
学問領域ごとにラボがあり、興味を追究するための施設を設置。1年次は各分野の基礎を踏まえ、自分の興味を見定める。2年次からは学外での学びがスタートし、企業や福祉施設と連携したプレインターンシップやコンテストへの応募を通して、専門知識が社会でどのように役立つのか理解を深めている。
■新大宮商店街
http://shin-oomiya.jp/
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