エア・ウォーター/札幌市にオープンイノベーション拠点オープン、総工費50億円

2024年12月09日 15:29 / 経営

エア・ウォーター北海道は12月6日、札幌市中央区のJR桑園駅近くにオープンイノベーション拠点「エア・ウォーターの森」を開業した。総工費は約50億円。

<エア・ウォーターの森>

エア・ウォーターの森は、北海道の知を集結し、北海道の強みを活かした新しい事業を創出するオープンイノベーション施設。

木造建築で吹き抜けが特徴的な施設内にはコワーキングスペースやラボを備えた。

大学や自治体、地元企業やスタートアップなどと連携し、地域住民との交流を深めながら、新しいアイデアと発想で「エネルギー・環境」「農業と食」を中心とした地域の社会課題解決に取り組む。

さまざまなステークホルダーと連携を図りながら、イノベーションの創出や新しい価値づくりを目指し、社会課題解決のための交流会やイベント、新ビジネス支援などさまざまな企画を進める。

<フロア構成>

1階・屋上は、ウェルネスフロアで、各種イベントの開催に適した多目的ホールやキッチンラボ、インナーテラスには水素燃料電池を設けた。

レストラン「EUREKA」では、グループが手がける食材を使用し、地域の人々に、グループの「食・農業」の魅力や強みを知ってもらう運営を目指す。

2階・3階は、オープンイノベーションフロアで、大学や研究機関、スタートアップ企業などが入居する個室エリアを2階に設置。会議室やセミナールームを複数設けたコワーキングとラーニングコモンズエリア(知を共有する創造的な学習空間)を3階に設けた。自治体のサテライトオフィスとして利用することもできる。

4階は、オフィスフロアで、多様なコミュニケーションを通じて生まれたアイデアの事業化を図るため、エア・ウォーター北海道の本社機能の一部も含め、グループのオフィスフロアを設けた。

オフィスには、従来の事業の枠組みを越えた、さまざまなバックグラウンドをもつ従業員が集まる。施設はグループにおける北海道初の開発拠点であり、エネルギーや農業・食品分野を中心とした新事業に関わる開発者も駐在する。

■エア・ウォーターの森
所在地:北海道札幌市中央区北8条西13ー28-21
敷地面積:5190m2
延床面積:8444m2
構造:木造建築 一部鉄骨造、4階建
着工:2023年9月
竣工:2024年10月
開業:2024年12月6日
総工費:約50億円
設計・施工:竹中工務店

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