匠大塚は4月27日、埼玉県春日部市で開かれた春日部市の会見で、7月1日前後に旧西武春日部店跡地に売場面積約2万7000m2の大型店舗を出店すると発表した。
西武春日部店は、セブン&アイ・ホールディングスが進める構造改革の一環で、2月29日に閉店した。匠大塚が、土地・建物をセブン&アイ・ホールディングスから取得した。
7月11日、12日に春日部市で最大の祭り「第43回春日部夏まつり」が開催されることから、祭りの開催までに店舗をオープンさせる予定だ。
建物は地下1階~地上7階で、延床面積は4万8000m2で、匠大塚は地上1階~5階に家具専門店を展開する。店舗運営は会員制ではなく、全フロアが自由に見れる形式を採用する。
日本最大の家具専門店は、東京・有明の「iDC大塚家具有明本社ショールーム」の売場面積約2万4600m2。春日部店の売場面積は、約2万7000m2から前後する可能性があるが、日本一の規模とする計画だ。
地下1階はテナント、6階は倉庫、7階は飲食店街と剣道場を計画する。
商品の価格帯は10万円前後のソファ・ベットから、50万円、100万円といった高価格帯の家具まで幅広くそろえる。
3世代、4世代のお客が利用し満足できる品質の家具を販売するため、低価格の組み立て式家具は販売しない。
春日部市や市民から、日常的に来店できる商業施設を求める声があるため、地下1階はスーパーなどのテナントを検討している。
全国から集客でき、1日をかけてゆっくりと家具を検討できる店舗を目指し、7階は飲食店街を設置。食事やお茶を楽しみ、休憩をしながら、家具を見れる提案をする。
そのほか、大塚家具の剣道部員で、匠大塚に移籍した社員もいるため、7階の一部に剣道場も開設する。
開業まで約2か月という短期間のため、当初は一部フロアのみの先行オープンなど、グランドオープンに向けたスケジュールを調整している。
旧西武春日部店は、春日部駅東口に位置するが、西口には「iDC大塚家具春日部ショールーム」がある。
同社は、ライバル企業の1つとして、大塚家具の春日部ショールームを捉えており、大塚家具を超える商品開発、商品構成にしたいという。
トピックス 最新記事
一覧最新ニュース
一覧-
- 賃上げ2024/ゲンキー正社員平均5%アップ
- 04月26日
-
- 大戸屋/「そよら横浜高田」に新店舗オープン
- 04月26日
-
- イオン九州/長崎県の医療介護施設に無人店舗5/1オープン
- 04月26日
-
- 吉野家HD/ラーメン店向けめん・スープ製造の宝産業を買収
- 04月26日
-
- 西武グループ、野村不動産/「軽井沢千ヶ滝地区」を共同開発
- 04月26日
-
- ニトリ/中国95店舗目「福州倉山愛琴海店」オープン
- 04月26日
-
- SHEIN/キャッシュレス決済「PayPay」導入
- 04月26日