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Soup Stock Tokyo/6月10日、全店でカレーだけ販売

2016年06月01日 15:00 / トピックス商品店舗

スープストックトーキョーは6月10日、創業以来初の企画「スープのない1日」を実施する。

<提供するカレーメニュー>
<提供するカレーメニュー

スープ専門店「Soup Stock Tokyo」は常時、6~8種類のスープと1~2種類のカレーを販売している。スープだけでなく、カレーメニューも充実していることをアピールする。

Soup Stock Tokyoで提供する全てのスープを監修するフードプランナーの桑折敦子氏は「これまでも特徴のあるカレーを出してきたが、スープをメインにしているため、カレーを食べたことがないというお客さんもいる。カレーも美味しいですよということを伝えるために、思い切ってスープのない1日を企画した」と語る。

<フードプランナーの桑折さん>
フードプランナーの桑折さん

カレーは、6~8月にかけて注文が増えるメニュー。6月13日~7月22日までの6週間は、毎週3種類のカレーを週替わりで、合計18種類提供する「Curry Stock Tokyo」を開催する。

現在、冬の素材を使ったカレーや冬向けの濃厚な味わいのカレーを含め約30種類のカレーメニューがあるが、今回は、夏の素材と夏向けの味わいのメニュー18種類を展開する。

<ゴーヤチャンプルーからヒントを得たカレーも販売>
ゴーヤチャンプルーからヒントを得たカレーも販売

提供するのはすべてオリジナルメニューで、スープ専門店だからこそ作れるカレーを打ち出した。カレーもスープも調理方法やこだわりがほぼ同じ点に着目した。

「玉ねぎや香味野菜をよく炒め、味の骨格となる旨みを引き出し、素材から引き出した旨みをだしでのばせばスープとなり、そこにスパイスが加わるとカレーになる」(同社)。

<豆と野菜のスパイスカレーなど5品目を新規投入>
豆と野菜のスパイスカレーなど5品目を新規投入

メニューを開発した桑折さんは「重たい味わいにつながる小麦粉由来のルーを使わず、野菜やフルーツでとろみをつけ、水分の少ないスパイスの効いた煮込みが一つの特徴。ゴーヤチャンプルーからヒントを得た意外な食材の組み合わせのカレーなど、スープストックトーキョーらしいカレーを楽しんでもらいたい」と語る。

ラタトゥイユからヒントを7種の野菜のラタトゥイユカレーといった以外な食材の組み合わせ、旅先の風土や文化、歴史からヒント得た、魚のスリランカ風スパイスカレーを展開。

<スリランカ風のカレーも提供>
スリランカ風のカレーも提供

そのほか、新発想のカレーとして、冷たいカレーや子どもも食べられる辛くないカレー「夏休みカレー」を販売する。
<冷たいカレーも販売>
冷たいカレーも販売

カレーは単品税込800円、カレーのスープのセット1200円で販売。今回の企画のための開発した「カリフラワーのキーマカレー」「サンバール」「カシューナッツのホッダ」「魚のスリランカ風スパイスカレー」「鱈と筍のタイ風ココナッツカレー」のみ80円増しとなる。

<小さなカレー>
小さなカレー

Curry Stock Tokyoの期間中は、メニュー価格に180円をプラスすることで、「ちいさなカレー」を提供。さまざまなカレーを気軽に味わえる工夫をする。

現在、実際に販売しているスープは約80種類、販売終了したメニューも合わせると約100種類のスープを展開している。

カレーの売上構成比は平均で約20%弱となっているが、冬に強いスープメニューに対して、カレーは夏を代表するメニューとなっている。

おしゃれな雰囲気でカレーを楽しめるチェーン店が少ない中で、女性が気軽にスープとともにカレーを楽しむ提案をしていきたいという。

■Curry Stock Tokyo
http://www.soup-stock-tokyo.com/campaign/currystocktokyo2016.php

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