主力商品のステーキの原価率は単品で70%程度だが、サラダ、ライス、ドリンクなどを含めたトータルの原価率は55%程度で、同業他社よりも原価率が高く高品質なステーキを提供する。
ランチの平均客単価は1300円~1400円、ディナーは2500円程度、1日平均では2000円程度の客単価。1日あたり250人の来店で、日商50万円、月商で1500万円が、いきなり!ステーキの標準的な店舗の売上となっている。
これまでの実績では、月商で1000万円~3000万円程度の店舗がある。立地により賃料相場が異なるため、損益分岐点は個店ごとに大きく変化するが、安い賃料の立地であれば月商1000万円でも黒字化が可能だ。
100号店の恵比寿店の店舗面積は22坪、客席数は27席(うち椅子6席)を配置。賃料は月170万円で、オープン初日は80万円の売上を目標とした。
路面店では20~25坪、ショッピングセンターのレストラン街では30坪~40坪の物件に出店。2014年11月には、埼玉県越谷市のショッピングセンター「イオンレイクタウンKAZE」1階のフードコートへ出店し、フードコートへの展開も開始した。
現在、イオンモールを中心にフードコートへ約20店を展開している。
全世代の利用を意識した業態として開発しているが、これまでの主要顧客は30代~40代のサラリーマンの男性。利用者の男女比率は男性70%、女性30%となっている。
2015年2月からは、主要顧客の30代~40代のサラリーマン層が小さな子供をつれて来店することに対応し、一部店舗で椅子席を導入。
2016年8月現在は、一部の店舗を除き、椅子席も用意している。当初は平日の15時以降、土日は席チャージ料として200円を徴収していたが、現在は、一部のフランチャイズ店舗を除き、座席料は無料としている。
一瀬社長は「椅子を導入したことで、年配客やファミリー層の利用が増えた。元々、客席回転率が低かった店舗は椅子を導入することで、客数が上がった店舗もある」と語る。
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。