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いきなり!ステーキ/1号店から2年8か月で100店舗達成

2016年08月02日 15:20 / トピックス商品店舗店舗レポート

<100店達成のテープカット>
100店達成のテープカット

いきなり!ステーキ事業単独実績は、2013年12月期が総店舗数1店、売上高1378万円、営業損失654万円、2014年12月期は総店舗数30店(うちFC7店)、売上高19億4879万円、営業利益2億3575万円に急拡大した。

2014年9月から、FC店舗の出店を開始し、ペッパーランチのフランチャイジーである東京やまはち産業が、新設店舗の池袋東口店と既存直営店舗の神田南口店の2店をFCで運営した。

いきなり!ステーキは、店舗の損益分岐点が高い業態のため、まずは直営店舗として運営。売上と利益の目途がついた時点で、ペッパーランチ業態の運営実績のあるフランチャイジーに優先的にFC店舗の運営を任せている。現在、約20店舗がFC店舗となっている。

2015年12月期は総店舗数77店(FC16店)、売上高84億5374万円(前年同期比333.8%増)、営業利益4億9576万円(110.3%増)となった。

2016年12月期は総店舗数約120店、売上高150億4266万円(77.9%増)、営業利益7億9004万円(59.4%増)を計画している。

<肉マイレージカード>
肉マイレージカード

一瀬社長は「リピーターは利益の出せる店舗を見極める大きなバロメーターだ。良い接客、良い商品、良い雰囲気といった要素を継続することが大切だ」という。

2014年7月から、食べたステーキの量をポイントして積算し、積算量に応じて、会員特典をアップさせるポイントカードシステム「肉マイレージカード」を導入。

100円で「肉マイレージカード」を購入し、積算3kgで「ゴールド」、積算20kgで「プラチナ」となり、ランクアップ時に食事券、誕生日にはステーキ無料クーポンを進呈。ゴールドカード、プラチナカードは、来店するたびに、ドリンクが無料となる特典を付与した。

2015年7月からは、「肉マイレージカード」にプリペイド機能を付加。1000円ごとに最大5万円までチャージでき、チャージ特典として、3000円で1%、5000円で2%、1万円以上で3%のボーナスを付与する。

一瀬社長は「肉マイレージカードは、当初からプリペイド機能を想定していた。許認可の関係でプリペイド機能がつくまで時間がかかったが、チャージ特典もあり、大変好評なサービスとなっている。カードにチャージがあることで、ランチにいきなり!ステーキにいってみようというお客さんもいる」と語る。

肉マイレージカードは、会員数を着実に増やしており、2016年2月には、累積100kg越えを対象とした「ダイヤモンドカード」を新設した。

2016年6月には、70歳以上を対象に、ドリンク無料、行列時の優先入店、敬老の日1000円クーポンなど付与した「シニアカード」を発行した。

7月末時点での総会員数は27万4629人、うちゴールド会員5万1781人、プラチナ会員2717人、ダイヤモンド会員23人、シニア会員608人となっている。

<100店達成のくすだま>
100店達成のくすだま

2016年12月期第2四半期のいきなり!ステーキの売上高は64億2000万円(1.5%増)、営業利益4億円(10.7%増)となった。

年間40店の出店計画を目標にしており18店を出店した。下期は恵比寿店を含め22店の出店を計画している。

大都市部では駅周辺に集中出店することも可能で、銀座、新宿、池袋など、1つの駅に3~4店を出店しているエリアもある。

また、人口が少ない地方都市では、いきなり!ステーキを知っているが実際に使ったことはないという人が多くおり、出店余地があると分析している。

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