キャピタルランド・モール・ジャパンは、「ビビット南船橋は、近隣にイケアのほか、商圏内には東京インテリア家具もある立地。ニトリと大塚家具が同一フロアに出るのは日本初のことで、家具の買い回りができることをひとつの特徴として打ち出したい」という。
大塚久美子社長は「ニトリさんが同じフロアにあるので、大塚家具の特徴が良くわかる店になる。千葉県には、2010年に閉店した幕張ショールーム以来の出店で、6年ぶりの出店となる。これまでお世話になった千葉県のお客さまの家具のメンテナンスなどのサービス面からも、千葉県には早く出店したかった」と出店経緯を説明する。
大塚家具は1969年に創業し、創業初期の1979年には津田沼に進出し、長らく津田沼店が売上一番店の時代があった。かつては津田沼店のほか、千葉駅前店、松戸店、幕張店を営業していた。
本来は、幕張店の営業終了後、1~2年程度で、千葉県内に店舗を出店する計画だったという。
これまでのビルイン型の店舗は、大塚家具の売場に入店できる入口を設けるスタイルだったが、商業施設内という立地を考慮し、モールの共用部との仕切りを最小限したオープンスタイルの店舗を採用。
モールのどこからでも、大塚家具に来店できるレイアウトにした。
気軽に来店できるだけでなく、スタッフに気軽に声をかけられる仕組みとして、店内に3か所のサービスカウンターを設置した。
サービスカウンターでは、商品についての質問や相談、修理・メンテナンスの受付などに対応する。これまでは受付専門のスタッフを配置していたが、南船橋店では、受付だけでなく接客にも対応する。
1人のスタッフが複数の役割を果たす仕組みを導入することで、接客する上でのお客とスタッフの関係を組織面からも見直した。
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。