ドン・キホーテ/「池袋駅北口店」繁華街に出店、吊り下げ陳列で楽しさ演出
2018年06月18日 16:10 / 店舗レポート
ドン・キホーテは6月15日、東京都豊島区に「ドン・キホーテ池袋駅北口店」をオープンした。豊島区では、池袋東口駅前店、北池袋店に続き3店目の「ドン・キホーテ」となった。
既存の池袋東口駅前店、北池袋店が好調なため、両店とは商圏が異なる立地に池袋駅北口店を出店した。
駅前立地の池袋東口駅前店、幹線道路沿いで住宅地に近い北池袋店と異なり、池袋駅北口店は繁華街、宿泊施設、住宅街が混在した立地となる。
池袋東口は、サンシャインシティのほか、演劇やアニメなどの文化が盛んなエリアで訪日外国人観光客も多く訪れている。
そのため、池袋東口駅前店はインバウンド需要が強い。一方で、池袋駅北口店は、宿泊施設が多い立地のため、訪日外国人観光客の宿泊者も見込めるという。
Pureドン・キホーテ東日本営業本部の山崎亨第7支社支社長は、「池袋東口駅前店は、非常にインバウンド重要が好調だが、店舗面積に制約もある。北池袋店はファミリー層のニーズも取り込んでいる。池袋駅北口店では、深夜まで働く繁華街に努める方や近隣の単身者、インバウンド需要を取り込める店舗を目指した」と語る。
1次商圏は1Km圏内の約5万8000人、2次商圏は3Km圏内の約58万人で、1次商圏と2次商圏の人口差が大きいのが特徴となっている。池袋駅北口店周辺は、昼間人口が多いのが特徴となっている。
取扱商品は、食品、酒、日用消耗品、家庭雑貨品、化粧品、ブランド品、家電製品、衣料品、玩具・バラエティ、カー用品、ペット用品、薬品など約6万アイテム。
商品構成比は、食品15%、日用消耗品・化粧品20%、衣料・ブランド品30%、家庭雑貨10%、アミューズメント商品や文具などのバラエティ10%、家電・電化製品15%とした。
単身者世帯が多い商圏であることから、生鮮食品を扱わず全体的に食品の構成比を下げた。一方で、化粧品など女性客向けの商品を増やした。
ドン・キホーテが得意とする酒類については、常温商品を中心にワイン、ウイスキー、日本酒、焼酎、ビール、チューハイなど酒類全般を展開する。
お菓子では、通常のスーパーにはない圧倒的な品ぞろえを展開するグミやあめを壁面や柱回りを活用して陳列した。
食品売場内に家庭用品売場を組み込み、サランラップやごみ袋などの消耗品も販売する。
家庭用品売場内には、調理器具コーナーを設置し、食品とともに家庭で基本的な調理ができる提案をする。
地域住民に普段使いの店舗として利用してもらえるよう、日配食品や日用消耗品などを驚安(きょうやす)価格で提供する。
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