ショッピングセンター/6月は夏物商品好調で売上増加
2018年07月24日 10:40 / 月次
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日本ショッピング協会が7月23日に発表した6月のショッピングセンター(SC)販売状況によると、既存SC売上高の前年同月比は2.3%増となった。
6月度の既存SC売上高は、総合で2.3%増で、前月の2.8%減に比べると5.1ポイントの大幅なアップとなった。
テナントは2.6%増と好調、キーテナントも1.2%増で、ともに前年を上回った。
好調の要因は、セール開始日の月ずれ(例.昨年7/1(土)→今年6/29(金)or6/30(土))や、土曜日の1日増などカレンダーの影響が大きいものの、SCによっては店舗の入替などによって売上を伸ばしたとの回答も前月より多くみられた。
全国的に気温が高く夏物商品の動きが好調であったことも影響した。
立地別・構成別をみると、特に中心地域の大都市でテナント4.9%増、キーテナント5.7%増と、全体をけん引した。
立地別・地域別では、中心地域は全ての地域で前年を上回った。九州・沖縄地区は、中心地域はインバウンド客の増加もあり6.7%増と全国で最もプラス幅が大きかったが、周辺地域は1.1%減となり、立地により明暗が分かれた。
大阪北部地震で休業した施設もあった近畿地区は、周辺地域は2.1%増となったが、中心地域は九州・沖縄に次ぐ6.4%増で、全体としては0.1%増と前年並みとなった。
都市規模別では、政令指定都市の総合が3.4%増、その他の地域が1.6%増となり、ともに前年を上回った。
政令指定都市では、前年を上回った都市が多く、特に福岡市(5.7%増)、大阪市(5.2%増)、東京区部(4.8%増)、川崎市(4.1%増)が好調だった。
業種毎の好調・不振をみると、テナントでは飲食とサービスの好調が続いている。セール効果もあり婦人衣料が好調と回答したSCが前月と比べて大幅に増加した。
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