サントリーHD/1~6月、ウイスキー・飲料好調で営業利益5%増
2018年08月07日 11:50 / 決算
サントリーホールディングスが8月7日発表した2018年12月期第2四半期の連結決算は、売上収益(酒税込)1兆1893億9000万円(前年同期比3.3%増)、営業利益1231億3200万円(5.0%増)、純利益747億9200万円(36.9%増)となった。
飲料・食品セグメントは、日本の「サントリー天然水」「BOSS」などが好調だった。欧州事業は、悪天候の影響もあり低調に推移した。
飲料・食品セグメントの売上収益は、6102億円(3.9%増)、営業利益665億円(3.7%増)。
酒類セグメントでは、ビームサントリー社は、為替や事業売却などの影響を除いた既存事業ベースの売上収益が前年同期比一桁台半ば増となった。
なかでも、バーボンウイスキー「ジムビーム」の販売数量が一桁台後半増、「メーカーズマーク」の販売数量が二桁増となったほか、テキーラ「オルニートス」なども好調に推移した。
地域別の売上収益は、米国が前年同期比一桁台半ば増、欧州が同二桁増、東南アジア・中国が同二桁増となった。
日本では、サントリースピリッツの売上収益が3%増。ウイスキーは、戦略ブランド「角瓶」「ジムビーム」「トリス」「メーカーズマーク」を中心に好調に推移した。
サントリービールの販売数量は前年同期並みの3278万ケース。
サントリーワインインターナショナルの売上収益は、前年同期を上回った。国産ぶどう100%ワイン「日本ワイン」は、販売数量が21%増と好調だった。
酒類セグメントの売上収益(酒税込)4733億円(2.9%増)、営業利益624億円(9.7%増)。
サントリーウエルネス、プロントコーポレーション、井筒まい泉など外食も好調で、その他セグメントの売上収益は、1059億円(2.1%増)、営業利益140億円(3.0%減)。
2018年12月期通期の連結決算は、売上収益(酒税込)2兆5000億円(前期比3.3%増)、営業利益2640億円(4.1%増)、純利益1260億円(40.4%減)を予想している。
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