日本リテールファンド/競争激化を見据え「イオン戸畑SC」を売却
2018年08月28日 17:30 / 店舗
日本リテールファンド投資法人は8月28日、資産の運用を委託する資産運用会社である三菱商事・ユービーエス・リアルティが、北九州市の「イオン戸畑ショッピングセンター」の国内不動産信託受益権を譲渡すると発表した。
アセットファイナンス戸畑に60億7000万円で、不動産信託受益権を譲渡する。想定帳簿価格は52億5500万円で、譲渡価格と想定帳簿価格の差額は8億1400万円となる。
譲渡資産は、イオンがメインテナントとして入居するGMSタイプの資産。3km圏内にあるスペースワールド跡地(約 27万m2)に 2021年に大型商業施設が出店することが予定されており、施設間競争の激化が確実なものとなっている。
譲渡資産の位置する北九州市戸畑区は高齢化が進んでおり、今後人口減少が大きく進むリスクを抱えている。
不動産売買マーケットが好調なタイミングを捉え、帳簿価額を上回る価格で資産売却を図ることが最も適当との判断により譲渡を決定した。
譲渡は、立地優位性の高い資産との入替を企図したものであり、譲渡により得られた資金は、千葉県柏市の商業施設「m-シティ柏」(取得予定価格55億2000万円)の取得資金に充当する予定だ。
イオン戸畑ショッピングセンターの総賃貸面積は9万3258.23m2、賃貸事業収入は6億3000万円、敷金・保証金は3億1500万円だった。
■イオン戸畑ショッピングセンター
http://tobata.aeonkyushu.com/
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