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東京地区百貨店/9月の売上は1188億円、2カ月連続のプラス

2018年10月24日 10:30 / 月次

日本百貨店協会が発表した9月の東京地区百貨店(13社25店)の売上高概況によると、売上高は約1188億円(前年同月比0.3%増)で、2カ月連続のプラスとなった。

売上高構成比の91.5%を占める店頭売上高は0.4%増、同8.5%の非店頭は1.7%減。

9月の東京地区は台風などによる影響を受けながらも、各社が展開した物産催事、カード会員やインバウンド向け施策などが奏功した。

改装効果により大幅な客数増や、新規顧客の取り込みが見られた店舗もあり、入店客数は11カ月連続プラスの3.5%増となった。

秋を打ち出した食品や雑貨、ファッションなどの企画も人気で、売上高は2カ月連続プラスの0.3%増となった。

商品別では、雑貨が22カ月連続プラス(2.4%増)。国内外ともに好調な化粧品は、秋のコスメフェア、WEBやSNSのタイアップ企画も好評で42カ月連続増。

その他雑貨も、趣味性の高い商品が動いたほか、一部店舗で外商特需もあり10カ月連続プラス。

食料品は、前月より1.4ポイントアップし2カ月連続プラス(2.3%増)と増勢。生鮮食品、菓子、惣菜、その他食料品ともに対前年増となった。

秋商材の季節菓子や、敬老の日をはじめとしたパーティや集いの場用として惣菜も好調だった。

衣料品は、気温の低下に伴いコートやブルゾンなど秋冬物アウターやジャケット、スーツ、ワンピースなどが動き、前年並み(0.2%減)。紳士服・子供服は前年をクリアした。

身のまわり品は、雨傘などレイングッズやブーツ、スポーツシューズ、ラグジュアリーブランドのバッグは堅調だったが、一部改装工事による売場面積縮小の影響もあり、前年には届かなかった(0.4%減)。

10月中間段階の商況は、4.2%減(10月16日現在)で推移している。

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