スシロー/2021年度売上2400億円・当期利益100億円目指す
2018年11月09日 16:40 / 経営
スシローグローバルホールディングスは11月8日、2021年度を最終年度とする中期経営計画を発表した。
将来的に売上1兆円のグローバルなすし・和食の総合外食企業となることを目指し、2019年度からの3年間は、国内事業の更なる拡大、海外への本格展開を進める。
<日本発グローバル外食ブランドへ>
※出典:同社決算説明会資料(以下同)
計画最終年度の2019年9月期は、連結売上高2400億円、当期利益100億円、売上成長率・利益成長率ともに年10%超を目指す。
同日行われた決算説明会で、水留浩一社長は、「前回発表した中計は、上場を見据え、数字的には保守的な目標値を設定した。2018年度でほぼ最終年度の2019年度の数値を達成したため、新たな中計を今年度から開始する」。
「スシロー業態の国内展開ともに、海外進出を強化。5か国以上に出店し、海外売上高200億円、海外店舗比率10%超となる、日本発グローバル外食ブランドへと成長したい」と説明した。
戦略の骨子として、国内スシロー業態の出店拡大を継続。引き続き年間30店舗強の出店を実現する。
郊外に1皿100円からのスシロー通常モデル年間20~30店、1皿120円からのスシロー都心型モデル5~10店、商業施設向け、テイクアウト強化のスシローコノミ5~10店を目途に店舗数を拡大する。
また、好調な立ち上がりを見せる「杉玉」ブランドを強化。
水留社長は「大衆寿司居酒屋として、既存4店舗が非常に好調。スシローの優れた調達力を生かしたネタの良さと、1品299円程度で客単価が約2500円というコスパの良さが受けている。フランチャイジー第1号も決まっており、今後直営・FCともに展開する」としている。
海外事業は、市場規模・成長性としても魅力の高い東アジア、東南アジア、北米の3地域を重点エリアとしている。すでにシンガポールに拠点を設置しており、ローカルに根付いたビジネスを進める。
現在進出済みの台湾は、1店当たり平均月商4000万円を超えており(日本の平均月商2700万円~2800万円)と好調に推移しており、今後も急速拡大を目指す。
さらに、海外進出や省人化設備に先行投資を行い、従来の60~70億円規模から110~130億円規模まで大きく増加させる。
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