外食産業/2018年はファーストフード堅調、4年連続で前年超え
2019年01月28日 11:10 / 月次
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日本フードサービス協会は1月25日、協会会員社を対象とした月次外食産業市場動向調査の2018年(1月~12月)の集計結果を基に、新規店を含めた「全店データ」の業界全体・業態別前年同月比を算出し、年間動向の一指標として発表した。
調査によると、2018年はファーストフードの堅調が続き、売上は4年連続で前年を上回った。
2018年の外食需要は、5月連休後の節約志向、7月豪雨の天候不順などで伸び率が縮小したものの、年間を通して堅調に推移した。
「ファーストフード」の特に洋風が引き続き堅調に推移し、「ファミリーレストラン」も客単価の上昇と依然堅調な“焼き肉”により売上は前年を上回った。
「パブレストラン/居酒屋」も前年を越えられないものの下げ止まり傾向が続いており、外食全体の売上は2.3%増と4年連続で前年を上回った。
業態別の売上では、「ファーストフード」(3.3%増)は3年連続、「ファミリーレストラン」(1.3%増)、「ディナーレストラン」(3.2%増)、「喫茶」(0.8%増)、「その他」(3.3%増)はそれぞれ7年連続して前年を上回った。
一方で「パブレストラン/居酒屋」(1.5%減)は10年連続して前年を下回った。
全体の売上は、第1四半期が3.6%増と最も伸び率が高く、その後伸び率は縮小して推移した。
業態別では、昨年に続き「ファーストフード」、「ファミリーレストラン」、「ディナーレストラン」では、全ての期で前年を上回り、全体売上の傾向と同様に第2四半期以降の伸び率は縮小した。
「パブレストラン/居酒屋」は不調が続いたが、第4四半期には前年を上回った。
全体の店舗数は全ての期で前年を上回って推移した。
業態別では、「ファーストフード」と「ファミリーレストラン」が全ての期で、「喫茶」は第1~第3四半期まで、それぞれ前年を上回った。
一方、「ディナーレストラン」は全ての期で、「パブレストラン/居酒屋」は第4四半期を除いて、それぞれ前年を下回った。
全体の客数は、年央に掛けて伸び悩み、第2四半期には前年を下回ったが、通年では前年を上回った。
業態別にみると、「ファーストフード」「ディナーレストラン」では全ての期で前年を上回ったが、「ファミリーレストラン」は全ての期で、また「パブレストラン/居酒屋」と「喫茶」では第4四半期以外の期で前年を下回った。
全体の客単価は、全ての期で前年を上回り、第4四半期に伸び率は縮小した。
業態別にみると、「ファーストフード」、「ファミリーレストラン」、「ディナーレストラン」、「喫茶」では全ての期で前年を上回った。
一方、「パブレストラン/居酒屋」は全ての期で前年を下回った。
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