関西スーパーマーケット/3月期、当期利益10.3%増
2019年04月26日 11:50 / 決算
関西スーパーマーケットが4月26日に発表した2019年3月期決算によると、営業収益1236億4900万円(前期比0.8%増)、営業利益19億8800万円(3.1%減)、経常利益23億3800万円(1.5%減)、親会社に帰属する当期利益13億7000万円(10.3%増)となった。
投資有価証券売却損1億3200万円、大阪府北部地震および台風21号による災害損失8800万円を特別損失として計上した。
3つの柱として「健康経営」「生産性向上」「教育」を掲げ、「営業方針」「人材力方針」「経営管理方針」「成長戦略」「コンプライアンス強化」「全社課題解決施策」を基本方針として、来店頻度を高める「お客様目線の店づくり」と人材の定着化を目的とした「従業員目線の職場づくり」に継続して取り組んだ。
「生産性向上」では、スライド棚や食洗機など新たなハ-ドを導入することによる作業工程数や作業時間削減とともに、自動発注システムやキャッシュリンクなどのシステム投入により作業自体をなくすことも行った。
全店への導入を進めているセルフ精算レジ導入店舗数は、3月末現在で42店舗となった。
既存店舗では、6月に鳴尾店(兵庫県西宮市)、9月に蒲生店(大阪市城東区)、12月に西冠店(大阪府高槻市)をリニューアルオープンするとともに、買物がしやすい環境整備のための売場レイアウト変更を中心とした小改装を4店舗で実施した。
9月に製造を開始した「神戸赤松台センター」は順調に稼働しており、炊飯・米飯および野菜の加工商品を店舗へ納品することにより、一括製造による生産性向上と品揃えの充実による顧客利便性向上を図っている。
なお同施設は「地域未来投資促進法」に基づく「地域経済牽引事業計画」の神戸市第1号事例として兵庫県に承認された。
顧客利便性向上として11月より阪急阪神グループのSポイントサービスの取扱いを兵庫県下の27店舗において開始したことで、電子マネー(関西スーパーおさいふカード)、クレジットカード(関西スーパーカード)に加えて、共通ポイントカード(Sポイントカード)のサービス利用が可能となった。
次期は、営業収益1256億円(1.6%増)、営業利益21億8000万円(9.7%増)、経常利益24億8000万円(6.1%増)、親会社に帰属する当期利益14億8000万円(8.0%増)を見込んでいる。
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