ミニストップ/トップバリュ取扱高50%増目標、粗利率改善
2020年04月10日 12:10 / 商品
ミニストップは4月8日、収益構造改革の一環として、イオングループのプライベートブランド「トップバリュ」の取扱高を増やす、トップバリュシフトをより加速させると発表した。
<トップバリュシフト>
出典:ミニストップ2020年2月期決算説明会資料(以下同じ)
ミニストップがイオングループであることのスケールメリットを活用して、トップバリュ商品をミニストップが開発する分野を拡大する。
2020年は麺類を徹底的に強化する予定だ。麺類の主要な買い場はコンビニとなっている。上期に冷やし麺、下期にパスタ・温麺をトップバリュ化して、他のコンビニチェーンに負けない品質を実現する。
2020年はミニストップにおけるトップバリュの取扱高を、前年比50%増の245億円に拡大する。そのことで、新型コロナウイルス感染症拡大で進んでいる生活防衛にも対応する。
藤本明裕社長は、「麵類については、コンビニの方が一日の長があるので、ミニストップが商品を開発して、ミニストップのほか、商品によっては、イオングループにも提供する。イオンに提供することよりも、イオンと同じ原材料や同じ容器を使うことによって、コストダウンをして、商品の価値を上げる。もしくは、価格を手ごろなものにしていくという方がメインの施策となっている」とトップバリュ拡大の趣旨を説明した。
また、収益拡大の一環として、直接貿易商品の取扱いを拡大する。これまでも直接貿易によって、タピオカやチーズハットクのようなユニークな商品を高い荒利率で加盟店に提供することができた。
今期は、この直接貿易をさらに拡大する。単品集中販売の商品を直接貿易で輸入して、高い粗利率で、売り切ることを予定している。
2019年度に成果を残した単品集中販売は、2020年度はさらに強化する。2020年はミニストップ創業40周年であり、その節目に、ミニストップの看板商品であるソフトクリームバニラをリニューアルした。
そのほかには、5月にタピオカプリンドリンク、7月に果実氷メロンなど話題性の高い商品を準備した。
これまでアジアのヒット商品を積極的に取り入れてきたが、今期はこれまで以上に強化する。9月は台湾のヒット商品「黒糖タピオカ」、10月は韓国のヒット商品「ソトクソトク」を投入する。2020年のファストフードは、更に期待でき、ここ3、4年でこれだけラインナップがそろっているのは初めてだという。
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