イズミ/2月期営業利益9.6%減「新型ウイルス」影響で通期予想未定
2020年04月14日 11:10 / 決算
イズミが4月13日に発表した2020年2月期決算によると、営業収益7443億4900万円(前年同期比1.7%増)、営業利益318億8800万円(9.6%減)、経常利益319億7900万円(8.9%減)、親会社に帰属する当期利益199億5300万円(15.1%減)となった。
2020年2月期は、新規出店計画をやや抑制する一方で、既存店の活性化としてリニューアル投資、スクラップ&ビルド、デジタル・トランスフォーメーション及びM&Aへの投資ウェイトを高め、これまで以上に収益性を重視した成長戦略の展開を開始した。
売上面は、新設店舗の稼動及び増床・活性化店舗の販売増により増収を計上した。
利益面では、新設店舗等のランニングコストが増加するとともに、主に人件費及び広告宣伝費が増加したことにより、販管費が増加、各利益は減少している。
店舗面は、ショッピングセンター業態として、2019年5月に「ゆめタウン小野田(山口県山陽小野田市)」を閉店した一方、6月に「ゆめタウン福山(広島県福山市)」を開業した。
食品スーパー業態においては、4月に「ゆめマート日田(大分県日田市)」及び「ゆめマート三田尻(山口県防府市)」、5月には「ゆめマート南小野田(山口県山陽小野田市)」、7月には「ゆめマート青山(北九州市八幡西区)」をオープンした。
また、既存店の活性化としては、6月に「ゆめタウン光の森(熊本県菊池郡)」で増床工事を終えリニューアルオープンした。9月には「ゆめタウン高松(香川県高松市)」において、「四国一、お客さまのよろこびの追求」をテーマにフードコートや食品売場、衣料品売場を改装。四国最大級のフードコート「FOOD CRUISE 瀬戸内島巡り」を中心に、イートイン、レストスペースの拡充を図ることで、家族三世代が集い・楽しみ・つながる新たなスポットとしての魅力度向上と買い回り
面での利便性を一層強化した。
さらに、11月12日付で、マルヨシセンターと資本業務提携契約を締結し、同社による第三者割当を引き受け、持分法適用会社とすることを発表。同社のもつ香川県を地盤とした食品スーパーマーケット店舗網で小商圏を、イズミの大型ショッピングセンターのもつ足元・広域の商圏を一気にカバーすることで、四国地方のいっそうのサービス充実を目指す。
2021年2月期の連結業績予想は、新型コロナウイルスによる影響を現段階において合理的に算定することが困難であることから未定とした。業績予想の開示が可能となった段階で、速やかに公表するとしている。
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