三越伊勢丹/従業員賞与など約37億円減額
2021年04月27日 12:30 / 経営
三越伊勢丹ホールディングスは4月27日、新型コロナウイルス感染拡大の影響を鑑み、同社グループの2021年6月支給従業員賞与など約37億円減額すると発表した。
また、「固定資産の減損に係る会計基準」に基づき、同社連結子会社が保有する店舗設備などについて、現在の事業環境、今後の見通しを勘案し、減損損失約57億円を特別損失として計上。新型コロナウイルス感染拡大の今後の影響が不確実な状況を踏まえ、繰延税金資産の回収可能性について慎重に検討をおこなった結果、約36億円繰延税金資産を取崩すことも決定した。
2021年3月期の連結業績予想については、連結子会社の三越伊勢丹において売上高が当初の想定を上回ったこと、経費削減を行ったことにより、売上高、各段階利益がいずれも前回発表予想を上回るとして、上方修正した。
売上高は前回予想比160億円増の8160億円、営業損失120億円減の210億円、経常損失165億円減の175億円、純損失35億円減の415億円を予想している。
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