伊勢丹新宿店/催事でデジタルフロアマップを活用
2023年11月29日 15:22 / IT・システム
ボールドライトとWill Smartは11月29日、伊勢丹新宿店「サロン ド パルファン 2023」にて行ったデジタルサイネージと連携させたデジタルフロアマップ実験の結果を発表した。
催事では、伊勢丹新宿店には通常取扱店舗がないブランドやショップも出店があるため、新規顧客が増加する傾向にある。
そのため、新規顧客も効率よく買い物できるようにわかりやすい店舗案内を行うことが課題だった。
今回行った実験は、スマートフォン・PCのブラウザーから利用できるデジタルフロアマップ・プラットフォーム「プラチナモール」のシステムを活用し、催事場のデジタルフロアマップをデジタルサイネージへ表示した。
また、Will Smartの「Will-Sign コンテンツパッケージ」のスマートフォン連携機能により、フロアマップサイネージとデジタルマップを連携させ、スマートフォンからも閲覧可能とした。
さらに、スマートフォンからもデジタルフロアマップを利用できるよう、会場内に、サイネージとともにQRコードのPOPを掲示した。顧客への案内にデジタルサイネージとスマートフォンを活用することで、イベントにおける回遊性や購買率の向上を図った。
「サロン ド パルファン 2023」(10月6日~17日)開催期間中、デジタルフロアマップを表示したサイネージを催事場入り口に設置した。
QRコードを併記し、来訪者が自身のスマートフォンでQRコードを読み取り、会場でスマートフォンからデジタルフロアマップを利用したのか検証した。
スマートフォンからデジタルフロアマップへアクセスすると、催事場内の案内が見られるだけでなく、イベントに出展している各ブランドの情報や常設店舗での特典情報を閲覧できるようした。
その結果、出入り口で足を止めてデジタルフロアマップを表示したサイネージを確認する来場者が多く見られたという。
催事期間中に来場者がQRコードを読み取り、スマートフォンからデジタルフロアマップで各ショップの情報を閲覧した回数は、同期間における伊勢丹新宿店の化粧品フロアに設置されているタッチパネル型デジタルサイネージ閲覧数の約3.7倍となった。
特に、スマートフォンからデジタルフロアマップを活用することで6階の催事場だけでなく、1階と2階にある常設店舗を同時に案内できる点を高く評価されたとしている。
一方で、デジタルフロアマップをスマートフォンで閲覧できることに気づかない来場者も多く、実証期間中に急きょQRコードのPOPを設置するなどの対応を行った。
商用化に向けてデジタルフロアマップの認知度向上、QRコードを読み込んでもらうための工夫が必要だという課題が明らかになった。
■実験に関する問い合わせ先
ボールドライト 商業施設DX ビジネスユニット
MAIL:cs@boldright.co.jp
Will Smart 社長室(マーケティンググループ)
MAIL:marketing@willsmart.co.jp
■伊勢丹新宿店の関連記事
伊勢丹新宿店/フレグランス売上40%増、売場を1.5倍に拡大
IT・システム 最新記事
一覧最新ニュース
一覧-
- 賃上げ2024/ゲンキー正社員平均5%アップ
- 04月26日
-
- 大戸屋/「そよら横浜高田」に新店舗オープン
- 04月26日
-
- イオン九州/長崎県の医療介護施設に無人店舗5/1オープン
- 04月26日
-
- 吉野家HD/ラーメン店向けめん・スープ製造の宝産業を買収
- 04月26日
-
- 西武グループ、野村不動産/「軽井沢千ヶ滝地区」を共同開発
- 04月26日
-
- ニトリ/中国95店舗目「福州倉山愛琴海店」オープン
- 04月26日
-
- SHEIN/キャッシュレス決済「PayPay」導入
- 04月26日