ファミリーマート/パスタ4商品の容器を再生可能原料バイオPPに変更
2021年06月07日 12:50 / 経営
ファミリーマートは6月8日から、伊藤忠商事と協業し、パスタ商品の一部容器を植物などの再生可能な有機資源を原料にした「バイオPP」を使った容器への変更を行い、関東地域から順次導入し全国展開する。
<(左から)「大盛 明太子スパゲティ」「大盛 デミとトマトの旨み!ミートソース」>
バイオPP容器に変更する商品は「大盛 明太子スパゲティ」(税込450円)、「大盛 デミとトマトの旨み!ミートソース」(480円)、「オニ盛!ペペロンチーノ」(598円)、「オニ盛!スパイシーナポリタン」(598円)の4品。
<(左から)「オニ盛!ペペロンチーノ」「オニ盛!スパイシーナポリタン」>
バイオPPは、農作や食品業界での廃棄物や残留物、廃食用油など再生可能な原料を利用する。原料の利用では「マスバランスアプローチ」の手法を採用した。
マスバランスアプローチは、原料から製品への加工・流通工程で、例えば、「バイオマス由来原料」といった特性を持った原料と、「石油由来原料」という違った原料が混合されている場合に、その特性を持った原料の投入量に応じ、製品の一部に対して、その特性の割り当てを行う手法。
また、同手法は、第三者独立機関の認証を取得、原料から製品までのトレーサビリティを確保しており、ユーザーからの注目を集めている。伊藤忠商事によると、マスバランスアプローチのバイオPP容器を使用した商品は、日本初の取り組みとなるという。
ファミリーマートでは、40周年を記念したキャンペーン「40のいいこと」で、キーワードの一つである「食の安全・安心、地球にもやさしい」と、「ファミマecoビジョン2050」の一環として、今回、バイオPP容器を採用した。
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