アドインテ/LINE、MSのプロジェクト参画で小売業DXソリューション開発
2021年11月10日 10:15 / IT・システム
小売業やメーカーのDX支援などを手がけるアドインテ(京都市)は11月4日、LINEと基本合意書を締結し、LINEや日本マイクロソフト(MS)、MSの提供するクラウドサービス「Microsoft Azure(アジュール)」のパートナーが参加する小売業界のDX支援を目的とした共同プロジェクトに参画したと発表した。
<LINEとMSのアジュールを使ったソリューションのイメージ>
アドインテは、今回のプロジェクト参画で、小売業界のデジタル化をUXとクラウドインフラサービスで支援するためのLINEのAPIとMSがクラウドで提供するサービス群を掛け合わせたソリューションを開発する。
プロジェクトは、小売りの顧客体験で、サービスの導入・新規学習コストや、顧客体験の摩擦を低減する「フリクションレス」、顧客がお金を意識せず、体験だけに集中できる世界観を実現する「プライスレス」、小売業の単体ではなく、他業種と連携し顧客体験を創出する「ボーダーレス」の実現を目的にしている。
また、小売業界のDXで新たな顧客体験事例の創出、リテールメディア事業でのCDP(カスタマーデータプラットホーム)やDMP(データマネジメントプラットホーム)の構築を目指している。
具体的な活動として、LINEとMSがクラウドで提供するサービス群を利用した新規ソリューションの企画・開発、プロジェクトの参画パートナーを通じた小売り向けソリューションの企画・開発支援を行う。
そのほか、プロジェクトの参画パートナーの募集、参画パートナーのソリューション開発での技術支援、参画パートナー間での共同ソリューションの企画支援を実施。さらに、小売り向けソリューションのクライアント企業への共同提案・企画支援、プロジェクトの結果から得られたデータのプラットフォーマーとパートナーと協働での分析を行う。
アドインテでは、プロジェクト参画を通じて、自社の強みである来店ユーザーの分析や来店促進などの技術ソリューションや、国内で40社以上の開発支援実績があるリテールメディア開発の運用サービスを提供し、小売業のDX支援を強化するとしている。
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