スーパーバリュー/ロピアと経営に関する業務委託契約を締結
2023年11月08日 16:00 / 経営
スーパーバリューは11月8日、スーパーマーケットのロピアなどを展開する親会社のOICグループと経営および業務の指導に関する業務委託契約を締結したと発表した。
2023年5月1日付で、ロピア・ホールディングスはOICグループに商号変更している。
業務委託契約の対価は、前年9月から本年度8月まで過去1年間のスーパーバリューの売上高に1%を乗じた金額とし、これを12等分した金額(税別)を毎月支払う。
2023年10月から2024年9月までの初年度の対価は、6億7941万3000円(月額税別5661万8000円)。
スーパーバリューは2022年7月締結した資本業務提携契約に基づき、経営および業務指導やそれらを熟知した適切な人材の派遣といった人的支援を親会社より受けてきた。
しかし、2023年2月期は2期連続赤字。2024年2月期第2四半期においても、売上高は339億9900万円(前年同期比1.5%増)、営業損失9億300万円(前年同期は10億6900万円の赤字)、経常損失8億5600万円(前年同期は10億1900万円の赤字)、四半期純損失は9億円(前年同期は10億5100万円の赤字)と赤字が続いている。
2022年12月に全金融機関に対して総額5億円(一部清算金含む)の返済を実施。返済後の短期および長期借入金残高総額は47億円(2023年11月現在)となったが、いまだ取引先金融機関10行から借入金返済猶予を受けている。
業務委託契約を締結し、OICグループが同社への経営支援・人的支援・財政支援をよりコミットすることで、収益基盤の強化をさらに図る。また、グループの信用力を背景に、2022年4月より、借入金の返済猶予を受けている金融機関との円滑な交渉を期待しているという。
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