イオン北海道・青柳社長/「西友から承継する9店舗は複数年かけて活性化」

2024年07月25日 17:56 / 店舗

イオン北海道の青柳英樹社長は7月25日、東京都内で開催された事業戦略説明会において、「西友との吸収分割契約により、10月1日を効力発生日として札幌市内の9店舗を承継する。これら店舗は個店ごとに最適な店舗フォーマットに改装するなど、複数年かけて活性化する」との意向を示した。

<イオン北海道の青柳英樹社長>
イオン北海道の青柳英樹社長

イオン北海道は4月、西友の北海道におけるGMS事業を吸収合併により、承継すると発表。対象店舗は、西友旭ヶ丘店、西友元町北二十四条店、西友平岸店、西友清田店、西友西町店、西友手稲店、西友宮の沢店、西友厚別店、西友福住店となる。

西友の北海道GMS部門の経営成績(2022年12月期)は、売上高261億1600万円だった。

青柳社長は「西友から譲り受ける9店舗は、地下鉄の駅に近かったり、高所得者層の多いエリアにあったりと札幌市内の優良立地にあり、期待値が高い。一方、西友の利用していたシステムからの入れ替えや、承継するテナント契約などがあり、一斉に店舗を変えられるわけではない。GMSだった西友から、新しくなる館全体をどう使うか。1店1店精緻に議論し、店舗価値の最大化を図る」と説明した。

<石橋孝浩 執行役員>
石橋孝浩 執行役員

石橋孝浩 執行役員 経営管理統括部長は「イオンのシステムへの入れ替え、看板の付け替えや店舗の改装などで一定期間休業することも想定している。西友の店舗は店舗年齢が高く、40年以上のものもある。かなりの投資が必要な店舗もあるだろう。一気に改装開店するのではなく、五月雨式に開店していくことになる見込みだ」と述べた。

取材・執筆 鹿野島智子

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