サイゼリヤ/サーバーでランサムウェア攻撃の被害確認、個人情報漏洩の可能性
2024年10月17日 13:41 / 経営
サイゼリヤは10月16日、同社のサーバーで第三者によるランサムウェア攻撃の被害を確認し、保有する個人情報および秘密情報などが一部漏えいした可能性が高いことが判明したと発表した。
いくつかのサーバーでシステム障害が発生し、一部のサービスが停止。外部の情報セキュリティ対策企業へ調査を依頼したところ、不正アクセスを受けた可能性が確認された。対応として、不正アクセスを受けたサーバーをインターネットや社内ネットワークから隔離する措置を講じたという。
影響として、重要な社内システムが一部使用できなくなっており、被害の全容を調査中。外部の情報セキュリティ対策企業の支援を受けながら、漏えいした可能性がある当社の情報、影響範囲等を特定するための調査も実施している。警察に相談するとともに、個人情報保護委員会に対しても報告を行った。
16日時点で情報漏えいの可能性がある情報は、「従業員(パート・アルバイトなどを含む)の個人情報」「取引先の個人情報」「過去にサイゼリヤの採用面接を受けた一部の人の個人情報」「お客様相談窓口で問い合わせた顧客に関する情報」「業務を行う上で作成した電子ファイルに保存していた情報」となる。情報の詳細および件数はいずれも調査中だ。
なお、店舗で顧客が利用されたクレジットカードやポイントカードなどの情報は含まれていない。
同社は「お客様および関係者の皆様に大変なご心配とご迷惑をおかけすることとなり、深くお詫び申し上げます」としている。
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