イオンスタイル尾道/リニューアルで広島の食品充実、MZ世代向けコスメも強化
2025年03月10日 12:00 / 店舗
イオンスタイル尾道は3月7日、リニューアルオープンした。
顧客の生活スタイルや、近隣の環境変化に対応。売場の見直しに加え、営業時間の拡大など、サービスも全面的に刷新した。
店舗周辺は、車で10分圏内に約2万6000世帯、約5万7000人が居住。全国平均に比べ60代以上の構成が高い一方で、40代~50代の共働き夫婦が多く、店舗北側は30代~40代の子育てファミリーが増加している地域だという。
こうした地域特性に合わせて、最新の売場や商品、買物体験を提供することで、さらに地域と共生し、より便利で豊かな暮らしをサポートしていく。
野菜・果物売場では、産直コーナー「甲山いきいき村(世羅町)」に加え、新規にJA全農ひろしまの野菜・果物を取りそろえて「食べん菜屋」として展開する。
カットフルーツコーナーでは、売場を約1.8倍拡大。広島県尾道市産「せとか」や因島産「紅八朔」などの柑橘類、「尾道市産いちご」など、地元果実を使用したカットフルーツを新規で取り扱う。
加えて、三原市産の「ぶどう」を新規で取りそろえた。
魚売場では、地元尾道市場直送鮮魚や三原、糸崎など、地場鮮魚を中心に対面で毎日提供する。子育て世帯のニーズに応え、レンジアップ商品を拡大。骨取り原料にこだわった商品の展開や、サーモンステーキや温しゃぶ、煮魚用商品を新規で取りそろえ、即食・簡便ニーズにも対応していく。
肉売場では、広島県で育てられた「幻霜(げんそう)ポーク」「峠下(たおした)牛」「広島ハーブ鶏」をコーナー展開。子育て世帯や共働き世帯のニーズに応え、味付肉や大容量パックの売場を拡大した。味付肉は、瀬戸内レモンフレーバーを使用した商品や、広島ハーブ鶏を使用した商品を新規で取りそろえる。
「トップバリュ グリーンアイナチュラル」の商品も増やし、新規で「オーガニックラム」を取り扱う。
需要の高まる冷凍食品では、取り扱い品目を約2倍以上拡大。エリア最大級となる約1100品目以上ラインアップした。アイスクリームのコーナーを広げ、地元尾道「からさわ」のクリームぜんざいや、しまなみ海道生口島のジェラート専門店「しまなみドルチェ」のジェラートなど、地元アイスをそろえる。
「地元うまいもの」のコーナーでは、「尾道焼き」や、八天堂の「とろけるくりーむパン」などを新規で導入した。
このほか、店内製造の「ピッツァソリデラ」では、新たに広島県産レモンを使用した「はちみつレモンとチーズのピッツァ」を用意。約30種類の総菜を取りそろえる対面提供の総菜SHOP「リワードキッチン」では、広島県産レモンを使用した「合鴨のロースト」や、尾道・三原地区で親しまれている「たこめし」などを新規で扱う。
酒売場では、人気のチューハイ売場は冷蔵・常温コーナーともに売場を広げ、品ぞろえを拡大。注目の地元尾道の「しまなみブルワリー」を新規で導入するほか、「尾道ブルワリー」や「尾道あづみ麦酒」などを取りそろえる。日本酒では、東広島市「白牡丹酒造」の「氷華シリーズ」など凍結酒が並ぶ。
日本を含む世界約60カ国から約2500種類の食品を集めたセレクトショップ
「カフェランテ」では、今回のリニューアルでレトルト、ドレッシングコーナーを新規導入。コーヒー関連商品、韓国商品、ドライフルーツナッツの品ぞろえも拡大した。
<ビューティコーナー>
食品以外では、MZ世代向けにアジアンコスメやプチプラコスメを充実。ビューティコーナーでは、Z世代向けに、「TIRTIR(ティルティル)」「ロムアンド」などのアジアンコスメや、メイクアップブランド「CANMAKE(キャンメイク)」、プチプラフレグランスや、ちょっと大人なブランドフレグランスを展開している。
伸長している「Sokko(ソッコー) beauty」などのフェイスマスクを中心に、スキンケアコーナーを売場を広げた。
また、調剤薬局「イオン薬局 イオンスタイル尾道」を移設・拡大オープン。今回のリニューアルで営業時間を伸ばし、9時~22時まで営業する。
■イオンスタイル尾道
所在地:尾道市天満町227-28
リニューアル日:2025年3月7日
敷地面積:約1万714m2
売場面積:約3333m2
駐車台数:217台(駐車場は、隣接の「DCMダイキ尾道店」と共用)
営業時間:イオンスタイル尾道 食品ほか8時~23時
ドラッグ売場(調剤薬局含む):9時~22時
交通アクセス:JR尾道駅より徒歩15分
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。