イオン／PB「トップバリュ」75品目を値下げ、4／9から

2025年04月02日 17:01 ／商品

イオンは4月9日からプライベートブランド（PB）「トップバリュ」75品目を値下げする。

＜75品目を値下げ＞

値下げ率は4％～21％で、冷凍食品や調味料、サラダ油、ティッシュペーパーなど新生活に必要な商品や、コーヒー、ワインなどを値下げする。

物価高により消費動向がダウントレンドになる中、過去最多の値下げに踏み切った。

＜イオントップバリュ森副社長＞

4月2日に開催された戦略発表会で、イオントップバリュの森常之副社長は低価格の理由について「全商品を開発から販売まで一元管理し、イオングループのスケールメリットを生かした商品開発によってコスト削減ができている」と説明した。

例えば3月4日に発売した「早ゆでスパゲッティ3分」500gは3年かけて海外の取引先を開拓。直輸入で中間コストを圧縮し、一定数量を確保し物流の効率化につなげた。税抜198円で販売したところ2週間で累計15万個を売り上げた。

＜ペットボトルの段ボール比較＞

4月1日発売のペットボトルの茶飲料（58～68円）は、形状を丸型から角形に変更し、ペットボトルを薄くした。その結果、従来より輸送効率が25％アップし、15％軽量化した。

このほかにも3月5日に発売した「あらびきポークウインナー」（278円）は委託先の製造工場を2カ所から1カ所に集約して生産ラインの稼働率を高めた。4月9日発売の「Y型デンタルフロス」40本入（298円）は複数国での製造を台湾の工場に集約して生産性を高めつつ、商品の大容量化でコストダウンを実現した。

＜値下げ商品一例＞※価格は税抜