近鉄百貨店 決算/3~5月増収増益、万博関連店舗が好調に推移

2025年07月11日 17:09 / 決算

近鉄百貨店が7月11日に発表した2026年2月期第1四半期決算によると、売上高297億7700万円(前年同期比7.8%増)、営業利益10億7500万円(6.4%増)、経常利益9億8500万円(3.3%増)、親会社に帰属する当期損失6億400万円(前期は7億8900万円の利益)となった。

近鉄百貨店のロゴ

主力の「百貨店業」が売上高238億400万円(6.5%増)、営業利益8億9200万円(3.2%増)と増収増益。「2025大阪・関西万博会場内オフィシャルストア西ゲート店 KINTETSU」やあべのハルカス近鉄本店の「大阪・関西万博オフィシャルストア」が好調に推移したほか、外商売上も堅調で、全体の業績をけん引した。

「卸・小売業」は売上高41億4000万円(13.0%増)、営業利益5700万円(4.9%減)だった。シュテルン近鉄で新車販売が好調に推移し増収となったものの、利益率の低下やデモカーに伴うリース料など諸経費の増加により減益となった。

「内装業」の売上高は12億2900万円(54.3%増)、営業利益2億2700万円(31.1%増)。「不動産業」の売上高は7300万円(1.3%増)、営業利益4800万円(7.7%減)となった。

また、名古屋店閉店に伴う店舗閉鎖損失と店舗改装に伴う除却損などを特別損失に計上し、法人税などを差引した結果、親会社株主に帰属する四半期純損失を計上している。

通期は、売上高1210億円(5.1%増)、営業利益54億円(0.9%増)、経常利益48億円(6.8%減)、親会社に帰属する当期利益35億円(0.4%増)を見込んでいる。

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