三越伊勢丹HD 決算/4~6月減収減益、海外顧客の客単価が大幅減少

2025年08月08日 17:01 / 決算

三越伊勢丹ホールディングスが8月8日に発表した2026年3月期第1四半期決算によると、売上高1241億9300万円(前年同期比4.2%減)、営業利益156億5000万円(17.1%減)、経常利益170億7900万円(19.5%減)、親会社に帰属する当期利益188億3800万円(37.5%増)となった。

三越伊勢丹ホールディングスのロゴマーク

国内顧客の売上は堅調に推移するも、海外顧客売上高が客単価の大幅減少に伴って前年実績から大きく下振れた影響により、全体で減収となった。

海外顧客は、前年に円安の影響や、高額品価格改定前の駆け込み需要で高額品シェアが大きく伸長し、客単価が大幅上昇していた。

首都圏5店舗は4%の減収だったが、国内顧客売上高は3%増と堅調に推移。地域主要5社は大型店を中心に海外顧客売上高の減少により6%の減収。

物価上昇による8億円分の経費増に対し、経費構造改革を推進し、販管費合計で前年より3億円削減。ただ、営業利益は2桁減益となった。

通期は、売上高5570億円(0.3%増)、営業利益780億円(2.2%増)、経常利益740億円(16.0%減)、親会社に帰属する当期利益600億円(13.6%増)を見込んでいる。

三越伊勢丹/東京・浜松町に「クイーンズ伊勢丹 浜松町店」今秋オープン

流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。

メルマガ無料登録はこちら

決算 最新記事

一覧

百貨店(デパート)に関する最新ニュース

一覧

三越伊勢丹に関する最新ニュース

一覧

減収減益に関する最新ニュース

一覧

最新ニュース

一覧