しまむら 決算/3~8月増収増益、PB・JBが好調
2025年09月29日 16:39 / 決算
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しまむらが9月29日に発表した2026年2月期第2四半期決算によると、売上高3435億7700万円(前年同期比3.9%増)、営業利益314億6100万円(0.2%増)、経常利益325億5600万円(1.8%増)、親会社に帰属する当期利益229億100万円(3.6%増)となった。
主力のしまむら事業の売上高は前年同期比3.4%増の2551億4900万円。
商品力の強化として、自社開発ブランド(以下:PB)、サプライヤーとの共同開発ブランド(Joint Development Brand、以下:JB)の品ぞろえを拡充した。
PBでは、暑い夏を背景に吸水速乾や冷感素材などの「FIBER DRY(ファイバードライ)」が好調に推移した。また、健康意識の高まりを受けて展開した「活き活きラボ」シリーズも好調。累計販売枚数1億1500万枚を達成した「FIBER DRY(ファイバードライ)」は堅調に推移している。
JBでは、「SEASON REASON(シーズンリーズン)」において、素材や機能、シルエットにこだわった高価格帯商品が好調だった。
店舗数は8月末までに5店舗を開設、5店舗を閉店し、1416店舗となった。
アベイル事業の売上高は3.3%増の348億7500万円。
JBを中心としたトレンド提案を推進するとともに、気温の変動に左右されにくいキャラクター商品を拡充した。
収納グッズ、イレギュラーサイズなどのラインロビングによる品ぞろえも充実させている。
店舗数は、2店舗を開設し、8月末で318店舗となった。
バースデイ事業の売上高は5.4%増の401億5100万円。
主力のJBやPBの進化に加え、キャラクター商品などで、幅広いターゲット層を取り込んだ。5月21日から実施した25周年企画が成功し、それ以降も客数の増加が継続した。
店舗数は、1店舗を開設し、8月末で337店舗となった。
シャンブル事業の売上高は8.7%増の82億8300万円。
25周年企画やラインロビングによる品ぞろえの拡充が、客数増加に効果的だったという。
店舗数は出退店ともになく、8月末で123店舗である。
ディバロ事業の売上高は12.6%増の5億3800万円。
トレンド商品の「立ったまま履ける靴」が好調に推移した。また、6月にオープンした喜久田FM店では、サイズ計測会の実施が客数増加に効果を発揮し、オープン期間の売上高は過去最高を記録した。
2店舗を開設し、8月末で18店舗となった。
また、台湾事業の売上高は8.8%増の45億7700万円。
20代から60代の女性とその家族をターゲットとした総合衣料の専門店として、オリジナル商品やラインロビングによる商品の拡充を図った。
店舗数は、1店舗閉店し、44店舗となった。
通期は、売上高6926億4000万円(4.1%増)、営業利益606億9000万円(2.4%増)、経常利益619億9000万円(2.3%増)、親会社に帰属する当期利益428億5800万円(2.3%増)を見込んでいる。
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