三井不動産/南船橋エリアで商業施設&アリーナの相乗効果、イベント日は売上15%増

2025年10月30日 16:25 / 経営

三井不動産は千葉県・南船橋エリアで商業施設とアリーナの連携を進めている。すでに収益面で一定の成果を出す。「三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAY」北館建替え計画1期が10月31日にオープンするのに合わせ、連携をさらに強化する。

<肥田雅和氏>
肥田雅和氏

10月29日の説明会で、三井不動産執行役員で商業施設・スポーツ・エンターテインメント本部副本部長兼リージョナル事業部長の肥田雅和氏は「2020年代に入ってから、商業施設、物流施設、レジデンス、スポーツ・エンターテインメントなどさまざまな施設をオープンし、ミクストユースの街づくりを推進し、南船橋エリアの活性化に携わってきた」とコメント。

その一環で、東関東自動車道をはさんで「ららぽーとTOKYO-BAY」と隣接する場所に、大型多目的アリーナ「LaLa arena TOKYO-BAY」を昨年開業した。

両施設では、バスケットボールやバレーボールといったスポーツのコラボイベントや、人気アーティストやアイドルのライブに合わせたコラボ企画などを実施している。

その結果、「LaLa arena TOKYO-BAY」でイベントが開催される日(土日祝)は、「ららぽーとTOKYO-BAY」全体の平均売上が前年比15%増、うち飲食は17%増となっており、相互連携により商業施設の収益アップにつながっている。

<ブリッジが開通>
ブリッジが開通

相乗効果をさらに高めるため、両施設の間をつなぐブリッジが10月29日に開通。これまでのように信号を渡る必要がなくなる。アクセスがスムーズになることで商業施設とアリーナの回遊性向上が期待できるという。

また、オープンする「ららぽーとTOKYO-BAY」北館建替え計画1期についても、目玉となる3階フードコート内にプロジェクターやデジタルサイネージ、スピーカーを備え、スポーツ・エンターテインメントと連携したイベントを開催していく方針だ。

ららぽーとTOKYO-BAY/北館建替え第1期エリア10/31オープン、食の選択肢を提供

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