ハンバーガー店市場規模/2年連続1兆円突破へ、過去最高を更新(帝国データバンク分析)

2026年02月09日 10:40 / 経営

 ハンバーガーへの支出金額

ハンバーガー店市場が2025年度も過去最高を更新する見通しとなった。

帝国データバンクによる調査によると、事業者売上高ベースで市場規模は1兆300億円前後に達し、2年連続で1兆円を超えると予測している。

<「ハンバーガー店」市場の推移(2010年度〜)>
「ハンバーガー店」市場の推移(2010年度〜)
※「ハンバーガー事業」を主業とする事業者売上高(セグメント売上高、推定を含む)の合計。
※2025年度の数値は各社の予想値に基づく。売上高は全店売上高(システムワイドセールス)が対象。FC運営企業は除く。

これは、2024年度の1兆161億円を上回る数字であり、伸び率は前年の7.0%から2%前後に縮小するものの、市場の拡大傾向は続いている。

市場の拡大要因として挙げられるのは、価格改定による客単価の上昇、訪日客の増加を背景にした独自の体験価値を訴求する店舗の増加だ。

具体的には、「和牛バーガー」やヴィーガン対応、代替肉を活用したメニューなど、日本独自の食文化を反映した商品が訪日客を中心に人気を集めている。これにより、中小のバーガーチェーンが業績を伸ばす動きも見られる。

店舗数の推移に関しても、主なバーガーチェーン10社の合計で5300店となり、前年から1.6%増加した。

<ハンバーガーへの支出金額>

※出所:総務省統計局「家計調査(二人以上の世帯)」
※2025年は11月までの累計、前年同期比

市場トップのマクドナルドを筆頭に、店舗数を急速に拡大するバーガーキングなどが市場の成長を牽引している。さらに、利便性を重視する層と品質や体験価値を求める層という消費者ニーズの二極化が進んだことが、ハンバーガー業界の構造を大きく変えつつある。

利便性重視型の代表格であるマクドナルドは、モバイルオーダーやアプリを活用した販促戦略を成功させている。

これにより、ピークタイムの販売機会損失を抑え、クーポン提供による固定客の囲い込みを進めている。

一方で、高付加価値型のグルメバーガー店では、ブランド牛やこだわりの野菜・チーズを用いた高級ハンバーガーが登場し、ハンバーガーが嗜好品として進化している。

2026年度以降も市場の活性化が続くと予測している。

マクドナルドの市場占有率に対して、バーガーキングやドムドムハンバーガーといったチェーン店が独自の戦略で顧客獲得を狙っている。

また、高価格帯の商品や訪日客向けの特化型メニューを展開するグルメバーガー店の存在も注目を集めている。

ただし、人件費や光熱費、原材料費の上昇といったコスト高への対応が課題となる中で、ハンバーガー人気が一過性のブームで終わらず、日本の食文化を支える存在へと成長できるかが問われていると分析している。

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