チェックポイントシステムズ社(チェックポイント社)は1月6日、イオンリテールへ商品管理システム、RFID(無線を活用した個別認識技術)、棚卸用ロボットを試験導入したと発表した。
今回の導入により、イオンリテールのEAS(電子商品管理)システムは、既存のAM方式から、RFIDに拡張可能なRF方式に順次入れ替えを実施するほか、RFIDロボット(プロトタイプ)の試験導入により、在庫の精度向上と顧客満足の向上を目指す。
両者は、アパレルサプライヤーや一般消費財メーカーと連携し、製造・流通段階でタグを貼付する「ソースタギング」についても取り組みを開始する。
このプログラムでは、タグがあらかじめ取付けられた状態で店舗に商品が納品されるため、すぐに商品を陳列することができる。
ソースタギングを通じて、店舗では在庫の可視化による業務効率向上、作業改善による接客応対への人時配分、お客への接客応対向上を目指す。
すでに、イオンリテールではチェックポイント社のRFIDソリューションの試験導入を開始しており、このプロジェクトは旗艦店で実施する。
OATエンタープライズソフトウェアでの在庫管理をベースとし、精算業務と店舗出入り口の管理でRFIDの活用を開始する。
タグはRFとRFIDに対応したチェックポイント社の最新製品「UNORF/RFID」ラベルを使用する予定だ。
このテクノロジーにより、理論上の在庫と精算済みの商品をリアルタイムで照合し、瞬時に店内在庫を把握することができる。
現在、RFID仕様へのアップグレードが可能なEASアンテナを導入しているため、ロス対策と在庫可視化に向けて、従来のEASとRFIDの両方のタグを使用できるという。
旗艦店ではチェックポイント社で初となるロボットによる在庫カウントソリューションも導入する。ロボットがサイクルカウント業務を自動で行うため、人為的ミスを防止し業務効率向上を目指す。
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チェックポイントシステムジャパン
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