ニトリ/14年連続のベースアップ、1人平均月額6573円の賃金改定
2017年03月17日 22:59 / 経営
ニトリホールディングスは3月16日、2017年春季労使交渉が妥結したと発表した。
ニトリの総合職社員の月例給は、一人平均6573円(1.97%)の賃金改定、パート・アルバイト社員の時給は一人平均27.3円(2.76%)の賃金改定を決定した。
総合職社員のベースアップは14年連続で、ベースアップを含む賃金改善は1644円。パート・アルバイト社員のベースアップは4年連続となる。
今年は働き方改革実現に向けたさらなる取り組みとして、勤務間インターバル制度の導入や、自社独自のものである時効消滅した有給休暇の積み立て制度を介護申請時に適用可能とした。
そのほか、介護における短時間勤務制度の選択肢を5時間まで拡大するなど、「介護」に対する制度拡充についても決定した。
海外情勢の不透明感、物流費の高騰、フォーマットの垣根を越えた販売競争の激化などを勘案すると、経営環境は決して楽観視できない状況と認識している。
そのような中、多様な働き方の推進や心身の健康増進など、処遇全体の向上に継続的に取り組むことが従業員の士気向上、業務生産性向上につながるものと捉え労使交渉に臨んだという。
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