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F&LC/「ドバイ万博出店」社内公募で派遣者決定

2021年08月19日 13:00 / 海外

FOOD&LIFE COMPANIESは8月19日、「2020年ドバイ国際博覧会」(ドバイ万博)に「スシロードバイ万博店」を出店するにあたり、日本の店舗に勤務する従業員を対象に社内公募を行い、43名(正社員14名、アルバイト29名)を現地へ派遣すると発表した。

10月1日〜2022年3月31日を新たな会期として開催されるドバイ万博で唯一の日本館レストラン事業者として、回転すし「スシロー」の出店に向け準備を進める一環。今回、社内公募により「スシロードバイ万博店」で働く従業員を決定しオリエンテーションを実施したほか、オリジナルの制服が完成した。

<社内オリエンテーションの様子>
社内オリエンテーションの様子

日本の「スシロー」をそのまま再現するために、社内の人材による「直営」の人材活用方針を生かすことと、今後の海外展開を見据え、万博という国際的な経験に挑戦することで、グローバルな人材の育成へつなげることを狙った取り組み。また、現地でも数名の採用を行うことで、より現地の文化に根ざした接客サービスの向上に努める。

7月には本社でオリエンテーションを実施し、一部オンラインも含め、全員が参加した。労務や衛生管理の説明、外部専門家によるドバイの文化やイスラム教に関する講習のほか、ムスリムの人の協力を得て、店舗での接客を想定したOJTも実施した。また、半年間をともに過ごす仲間との交流を通じ、「スシロー」さらには日本を代表して働くことの意識も醸成した。

職人が握る「すし屋」を原点とする「スシロー」は、企業理念「うまいすしを、腹一杯。うまいすしで、心も一杯。」のさらなる実現に向けて、日本全国に現在約600店舗を展開し、約5万人が勤務している。

店舗の人材は、店長を中心にホールとキッチンのスタッフで構成されており、「スシロー」独自の店舗オペレーション、テクノロジー、衛生管理等を活用しながら、チームワークを発揮し日々の営業を行っている。

また、海外の「スシロー」店舗でも日本と同じ「うまいすし」やサービスを届けることにこだわり、日本と同じオペレーションで提供する「直営」の考え方を大切にしている。日本で経験を積んだ社員が人事異動により各国・地域の「スシロー」に赴任し、直接マネジメントを行うことで日本の店舗運営を再現している。

FOOD&LIFE COMPANIESは、ドバイ万博日本館レストランとして、世界中から来場する人々に「日本のすし」やサービスの魅力を伝えたいという。そして、中東初出店となるこの機会に、「スシロー」ブランドの認知向上を図り、今後の海外展開へとつなげる計画だ。

同時に、「2025年大阪・関西万博」への期待感にもつながるような日本館レストランの実現を目指すという。

■スシロードバイ万博店
営業時間:10時〜23時(最終入店、ラストオーダーは22時)
座席数:92席
言語:英語、アラビア語、日本語

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