サッポロ/2017年12月期、国際・外食事業が減益、営業利益16%減
2018年02月15日 09:15 / 決算
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サッポロホールディングスが2月15日に発表した2017年12月期通期の連結決算は、売上高5515億4800万円(前期比1.8%増)、営業利益170億3200万円(16.0%減)、経常利益164億1000万円(14.5%減)、純利益109億7700万円(15.9%増)となった。
売上面は、国内酒類事業では、ブランド強化を図っているビールや多層化が好調に推移したが、発泡酒や新ジャンルの売上数量が前期を下回ったことから、減収だった。
一方で、国際事業では、サッポロブランドのビール売上数量が前期を上回ったことや、「カントリー ピュア フーズ社」の果汁シャーベット事業などが寄与した結果、増収を計上した。
不動産事業では、前期9月に開業した「GINZA PLACE(銀座プレイス)」の通年寄与などにより増収となった。
利益面では、国内酒類事業が前期並み、国際事業では、北米酒類が好調に推移したが、「シルバー スプリングス シトラス社」の売上数量が減少したことや、「アンカー ブリューイング カンパニー社」の取得費用などが影響し、減益だった。
外食事業は、売上高は堅調に推移したが、食材の高騰や人件費の上昇により、減益。
純利益は、投資有価証券売却益48億円や、固定資産売却益19億円を計上し増加している。
2018年12月期通期の連結決算は、売上収益5558億円(0.8%増)、営業利益187億円(9.8%増)、純利益111億円(1.1%増)を見込んでいる。
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