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マツモトキヨシHD/4~9月はインバウンド好調で増収増益

2018年11月08日 11:40 / 決算

マツモトキヨシホールディングスが11月8日に発表した2019年3月期第2四半期決算は、売上高2871億2400万円(前年同期比3.8%増)、営業利益169億6200万円(7.8%増)、経常利益183億8400万円(8.0%増)、当期利益115億8500万円(8.2%増)となった。

エリアシェア拡大に向けた主要都市での至近距離出店、インバウンド需要獲得のための新たな立地への展開とともに、既存店における免税対応店舗の拡大、新店を含め667店(前期末比139店増)を図り、これら店舗から得られた各種データを活用することで立地・環境に合わせた最適な品ぞろえを実行した。

調剤事業の強化・拡大に向けた取組みでは、厚生労働省が進める「健康サポート薬局」の認可を受けた19店において地域医療連携を推進するとともに、調剤サポートプログラムの導入契約も順調に拡大した。

プライベートブランド(PB)商品では、日常的なアスリートを応援する当社管理栄養士監修シリーズとして「matsukiyo LAB アスリートライン」の展開を開始し、人気のエナジードリンクからはカロリーゼロの「EXSTRONG ZERO ENERGY DRINK(エクストロングゼロエナジードリンク)」を発売するなどPB商品の構成比拡大に努めた。

新規出店では、銀座エリアでのシェア拡大に向け「銀座みゆきAve.店」、福岡県天神エリアでのシェア拡大に向けた「天神2丁目店」などの至近距離展開を図るとともに、空港における国際線ターミナル直営1号店となる「福岡空港国際線ターミナル店」、出国手続き後エリアへの初出店となる「成田国際空港第1ターミナル店」のオープンなど、多彩なフォーマットで展開できるノウハウを生かし、グループとして34店をオープンした。

既存店舗の活性化を目的として「matsukiyo LAB」への業態変更を含め51店の改装を実施するとともに、不採算店舗21店の早期閉鎖など収益構造の改革を着実に進めた。期末のグループ店舗数は1617店となった。

通期は、売上高5850億円(4.7%増)、営業利益355億円(5.8%増)、経常利益380億円(5.2%増)、当期利益245億円(7.7%増)の見通し。

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