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フジ/3~8月、プロセスセンター新設で増収増益

2019年10月07日 11:30 / 決算

フジが10月7日に発表した2020年2月期第2四半期決算によると、営業収益1570億9800万円(前年同期比0.8%増)、営業利益34億5400万円(0.2%増)、経常利益42億300万円(1.6%増)、親会社に帰属する当期利益23億3800万円(15.2%増)となった。

<フジのホームページ>
フジ

小幅ながら、増収増益だった。第1四半期は比較的順調な業績で推移したが、第2四半期においては、梅雨明け遅れ等によりシーズン品の売上が大きく低迷したことに加え、昨年7月に西日本で発生した豪雨災害による生活必需品の需要増の反動が大きく影響した。

店舗では、6月にフジ北条店(愛媛県松山市)をスクラップ・アンド・ビルド。広島県呉市でスーパーマーケットを展開していた三和ストアーから譲り受けた3店舗を、5月にピュアークックとしてオープン。既存店の活性化策として、フジグラン四万十(高知県四万十市)、フジ北斎院(きたさや)店(愛媛県松山市)、フジ松江店(愛媛県松山市)の改装を実施した。ピュアークック毘沙門台店(広島市安佐南区)は、老朽化によるスクラップ・アンド・ビルドを行うため一時閉店し、10月4日にリニューアルオープンしている。

4月に四国地区向けの生鮮物流の効率化と品質向上を目的に、「フジ四国生鮮センター」を移転・拡張したほか、3月に精肉部門で2拠点目となるプロセスセンターを、7月に鮮魚部門のプロセスセンターを新設。生鮮部門の差別化を図った。

加工食品部門では、5月に購入頻度の高い一般食品や日用品において新たに200品目の値下げを実施し、昨年度値下げした1000品目と合わせ、値下げ実施商品は合計1200品目となった。

さらに、健康ニーズに対応した「減塩」「低カロリー」、「作らない化」へのニーズに対応した「簡便」「即食」「時短」、美容効果が期待できる商品など、機能性を謳った付加価値商品の展開を拡大している。

通期は、営業収益3155億円(前期比1.0%増)、営業利益84億円(17.2%増)、経常利益100億円(15.8%増)、親会社に帰属する当期利益60億円(17.3%減)を見込んでいる。

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