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ポプラ/3~8月、弁当の消費期限延長し営業損失3600万円に縮小

2019年10月08日 11:20 / 決算

ポプラが10月8日に発表した2020年2月期第2四半期決算によると、営業総収入130億9800万円(前年同期比2.3%減)、営業損失3600万円(前期は1億1100万円の損失)、経常利益3800万円(81.3%増)、親会社に帰属する当期利益14億7600万円(前期は800万円の損失)となった。

<ポプラ>
ポプラ

チェーン全店売上高は239億3200万円(2.8%減)。商品施策として各商品の単品強化や消費期限の延長、岡山工場管轄店舗で、お店で炊いたご飯を盛りつける「ポプ弁」のチルド化などに取り組んだ。

販売時間が伸びたことで、特に夕夜間における売り場の商品ボリュームがアップし、売上の増加と廃棄ロスの削減に一定の効果が出た。広島工場管轄店舗も今年中に「ポプ弁」のチルド化を予定しており、実施に向けた設備の改修に着手した。

決済手段の多様化のため「LINE Pay」「Origami Pay」「au PAY」を追加で導入するとともに、人員不足への対応として、セミセルフ機能を搭載した新型POSシステムへの切り替えを実施した。

販促面では、引き続きレジロッタリー機能やガッチャ!モールの活用を推進し、新規顧客の集客に努めた。

4月から6月は既存店ベースの売上前年比が0.7%増と好調に推移した。一方で、7月と8月は、異常気象の影響と昨年の西日本豪雨による需要増加の反動減から苦戦したことにより、上期累計での売上前年比は、0.7%減と僅かに前年を下回った。

出店に関しては、前期に引き続き施設内店舗を中心に進め、8月までに病院13店、事業所7店など合計29店を新規オープンした。

8月末時点の店舗数は、形態別ではロードサイドなどの従来型店舗が241店、施設内店舗が245店の合計486店、ブランド別では、ポプラ254店、生活彩家221店、その他11店となった。

通期は、営業総収入263億4400万円(1.0%増)、営業損失1億2700万円、経常利益700万円、親会社に帰属する当期利益11億800万円を見込んでいる。

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