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三越伊勢丹/3月期「新型コロナ」当期損失111億円、通期は未定

決算/2020年05月11日

三越伊勢丹ホールディングスが5月11日に発表した2020年3月期決算によると、売上高1兆1191億9100万円(前期比6.5%減)、営業利益156億7900万円(46.4%減)、経常利益197億7100万円(38.2%減)、親会社に帰属する当期損失111億8700万円(前期は134億8000万円の利益)となった。

夏季は長梅雨で長雨と低気温が続き、冬は記録的暖冬となるなど、天候不順や自然災害がマイナス影響を及ぼした。

また、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、インバウンド売り上げが、3月から激減し、緊急事態宣言後の4月8日からは首都圏百貨店6店舗と小型店全店を臨時休業した影響で、減収減益となった。

同日行われた決算発表会見で、杉江俊彦社長は、「2~3月の新型コロナウイルス感染拡大のインパクトが大きく、構造改革などで黒字を見込んでいたところを、減損が想定以上に膨らみ、当期損失111億8700万円を計上した」。

「今後、全店休業で売上90%以上減、利益も1カ月150億円減少、緊急事態宣言が解除されても外出自粛で消費がダウンすれば売上30~40%減、利益も1カ月30~40億円減少、景気低迷が長期化すれば、売上は10~20%減、利益も1カ月0~10億円減少することを想定している」と新型コロナウイルス感染拡大による業績への影響は長期化するとの見方を示した。

<新型ウイルス感染拡大による業績への影響は長期化すると予想>
新型ウイルス感染拡大による業績への影響は長期化すると予想
※出典:5月11日発表決算説明会資料より

また、2019年度は、伊勢丹相模原店、伊勢丹府中店、新潟三越など収益力に課題のあった大型店舗を営業終了。三越恵比寿店の営業終了を決定するなど、大規模構造改革に一定のめどをつけた。引き続き、ビジネスモデル転換に向けた事業基盤の整備、抜本的コスト構造改革を進めていく。

2021年3月期通期予想は、新型コロナウイルス感染拡大で休業が続く中、業績への影響が見通せないとして、未定とした。2021年3月期第一四半期決算発表時の公表を目標としている。

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