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三越伊勢丹HD/休業・インバウンド減響き4~9月営業損失178億1200万円

2020年11月11日決算

三越伊勢丹ホールディングスが11月11日に発表した2021年3月期第2四半期決算によると、売上高3357億100万円(前年同期比41.8%減)、営業損失178億1200万円(前期は138億8600万円の利益)、経常損失170億9200万円(前期は150億5700万円の利益)、親会社に帰属する当期損失367億8600万円(前期は75億9500万円の利益)となった。

百貨店事は、売上高は3051億5300万円(43.1%減)、営業損失は212億9700万円(前年同期は営業利益68億200万円)となった。

新型コロナウイルス感染症の拡大による4月の緊急事態宣言を受けて、4月、5月の約2カ月間、休業または時間短縮営業や部分営業。また、営業再開後も新規感染者数が増減を繰り返す中で国内消費は回復せず、訪日外国人の入国制限が続く中、インバウンドによる売上がほぼ消失し、売上高は大きく前年を下回って推移している。

オンラインの取組みとして、EC事業の強化を図っており、食品宅配の「ISETAN DOOR」、オンライン化粧品サイト「meeco(ミーコ)」が計画を上回っている。

同日行われたオンライン決算会見で杉江俊彦社長は、「コロナ禍でEC売上計画を上方修正した。型数も12万型まで掲載し、今後は数より質と効率を優先する。コロナ後も地方では小さい面積に商品を詰め込むより、オンラインとの連携で充実させ、店には体験にきていただきたくなるような施策を検討したい」。

また、「今まで以上の事業構造改革・ビジネスモデル改革・コスト削減を徹底し、今のレベルの売上でも赤字にならない経営体質を目指す。三越伊勢丹の店舗運営モデルの改善では、約2割の人員削減に成功し、今後他の事業会社に波及させる。社員の給与カットは最後の最後の手段であり、賞与カットも1年間の施策で考えている」と説明した。

クレジット・金融・友の開業は、売上高は150億5500万円(24.3%減)、営業利益は12億8500万円(51.3%減)。

エムアイカードは、グループ百貨店の店舗臨時休業や営業再開後の消費低迷による取扱高減少、緊急事態宣言を受けた外出自粛の影響で旅行・飲食分野のカード利用の大幅な減少により、売上高が大きく減少した。

直近ではGoToキャンペーンによる旅行・飲食分野における消費回復の兆しもあり、9月以降のカード利用額は改善しているという。

不動産業は、売上高は148億9700万円(10.9%減)、営業利益は29億9700万円(2.6%減)。

社三越伊勢丹プロパティ・デザインは、商業施設事業において、新型コロナウイルス感染症の影響によるテナントへの賃料減免を行った。

建装事業や環境創造事業においては、前年に大型建装工事があり、その反動により前年を下回っているが、原価引き下げ交渉や販売管理費の削減により、営業利益は計画通り推移した。

三越伊勢丹不動産は、賃貸家賃による安定収入により、概ね計画通り売上高、営業利益ともに推移している。

通期は、売上高8150億円(27.2%減)、営業損失330億円、経常損失340億円、親会社に帰属する当期損失450億円を見込んでいる。

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