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オークワ/内食需要増で3~11月増収増益

2020年12月25日 12:00 / 決算

オークワが12月25日に発表した2021年2月期第3四半期決算によると、営業収益2074億7200万円(前年同期比5.8%増)、営業利益54億2800万円(270.9%増)、経常利益55億7000万円(240.6%増)、親会社に帰属する当期利益28億600万円(288.6%増)となった。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う内食需要の高まりにより売上高が押し上げられた結果、増収増益を計上している。

前期よりスタートした「新中期経営計画」において、新たな成長戦略に挑戦し持続的な成長を実現するため「持続的成長発展につながるオークワブランドを確立し、地域社会へ貢献し続けるリージョナルチェーンを目指す」を中期スローガンとして掲げた。

また、3つのR(Reborn:生まれ変わる、Real:現場最優先、Refresh:リフレッシュ)をキーワードに、新たな価値とサービスの創造、オークワブランディング計画の実現に向け本格的に始動し、グループ全体の成長を目指している。

新規出店は、愛知県下13店舗目となる「豊橋ミラまち店」(愛知県豊橋市)を2月に、静岡県下2店舗目となる「スーパーセンター掛川店」(静岡県掛川市)を9月にオープンし、東海エリアのドミナント強化を図った。

3月には「名張西原店」(三重県名張市)を移転新築オープン。既存店は、「プライスカット榛原福地店」(奈良県宇陀市)、「スーパーセンター富雄中町店」(奈良県奈良市)、「プライスカット天理北店」(奈良県天理市)、「スーパーセンター上富田店」(和歌山県西牟婁郡上富田町)、「メッサガーデンパーク和歌山店」(和歌山県和歌山市)の改装をそれぞれ行った。

一方、経営効率化のために「海南下津店」(和歌山県海南市)、「ミレニアシティ岩出店」(和歌山県岩出市)を閉鎖した。

連結子会社は、食品スーパーのヒラマツは、食料品、日用品の需要拡大により業績は改善。外食のオークフーズは、新型コロナウイルスの感染症拡大による環境変化が影響し、減収減益となっている。

通期は、営業収益2780億円(4.7%増)、営業利益63億円(82.7%増)、経常利益64億5000万円(71.7%増)、親会社に帰属する当期利益31億円(116.9%増)を見込んでいる。

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