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ミニストップ/3~5月当期損失18億円

2021年07月07日 10:50 / 決算

ミニストップが7月7日に発表した2022年2月期第1四半期決算によると、営業総収入465億800万円(前年同期比4.9%増)、営業損失18億7700万円(前期は26億4900万円の損失)、経常損失17億4200万円(前期は24億8100万円の損失)、親会社に帰属する当期損失18億4900万円(前期は21億6000万円の損失)となった。

ミニストップ単体・海外のエリアフランチャイジーを含めた第1四半期連結会計期間末店舗数は5287店舗。

国内事業の営業総収入は185億6800万円(3.6%減)、営業損失は12億3100万円(前年同は営業損失18億100万円)と

国内のミニストップ単体のチェーン全店売上高は前年同期比3.3%増となった。

ミニストップ店舗の既存店1店1日あたりの売上高前年同期比(以下、既存店日販昨対)は2.6%増、コンビニエンスストア商品の既存店日販昨対は2.8%増、店内加工ファストフード商品の既存店日販昨対は1.3%増、既存店平均客数昨対は0.5%増、既存店平均客単価昨対は2.0%増となっている。

感染予防意識が大きく高まった前年同期の反動により、マスクや衛生用品の売上は前年同期の実績を下回ったが、人々の生活行動の変化に応じて品揃えを強化した酒類、スイーツ、寿司の売上は前年同期の実績を上回り、伸長を続けているという。

店舗は、3店舗を出店、19店舗を閉店した。5月末店舗数は1983店舗となっている。

海外各社は、各国ごとに異なる新型コロナウイルス感染症の感染状況に応じて、品揃えの改善や集客プロモーションの実施に加え、店舗の一時休業や不採算店舗の閉店などの対応を行った。

海外事業の営業総収入は279億3900万円(11.4%増)、営業損失は6億4600万円(前年同期は営業損失8億4800万円)。海外エリアでの第1四半期連結会計期間末店舗数は3304店舗。

韓国の韓国ミニストップは、コロナ下における生活行動の変化に対し、全店で的確な品ぞろえに取り組んだ。売上の伸長に合わせ、月ごとに重点カテゴリーや重点商品を選定し、店舗ごとに進捗管理を行うことで品揃えの改善を推し進めた。店舗の立地に応じて、陳列スペースを変化させながら展開を強化した酒類や、即席麺などの簡便食の販売が好調に推移し、既存店日販昨対は前年同期並みだった。第1四半期連結会計期間末店舗数は2632店舗となった。

中国の青島ミニストップ有限公司は、加盟店との交流会やオンライン会議を活用しながら、売上構成比が高い飲料や他社との差別化を図る店内加工ファストフード商品の展開強化を行い、既存店日販昨対は1.6%増。第1四半期連結会計期間末店舗数は74店舗。

ベトナム事業は、来店頻度の向上を目的に、日常的な購入が見込めるコーヒーの14週連続でのプロモーション施策を実施、韓国酒を中心とした酒類売場の拡大などを行った。感染症拡大「第3波」の影響による店舗の一時休業も発生したが、既存店日販昨対は7.0%増。第1四半期連結会計期間末店舗数は134店舗となっている。

フィリピンのロビンソンズ・コンビニエンス・ストアーズ・インク(持分法適用関連会社)の第1四半期連結会計期間末店舗数は464店舗となった。

通期は、営業総収入2038億5900万円(13.1%増)、営業損失1億8400万円、経常損失8100万円、親会社に帰属する当期損失29億6300万円を見込んでいる。

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