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ファミリーマート/20年度配送トラックから排出されるCO2を13.2%削減

2021年07月07日 10:10 / 経営

ファミリーマートは7月7日、2020年度における、物流の配送トラックから排出されるCO2を、2017年度対比13.2%削減したと発表した。

ファミリーマートでは、環境に関する中長期目標「ファミマecoビジョン2050」を策定。物流面については、配送トラックから排出されるCO2を、2030年に2017年度比30%削減を目標に、クリーンディーゼル車両(環境配慮車両)の導入、配送の効率化など、目標達成に向けた、さまざまな実行可能な施策を進めている。

<ファミマecoビジョン2050>
ファミマecoビジョン2050

2019年9月から、燃費性能がよく、最新の排出ガス規制をクリアしたクリーンディーゼル車両を、順次導入。2020年度までに累計で約700台導入し、2025年までに全配送車両(約4500台)をクリーンディーゼル車に入れ替える予定だ。

また、効率的なルート設定による、配送コースや配送車両台数の削減を実施することで、2017年度対比、走行距離で約4000万キロ(約15%)、車両台数で約400台(約10%)を削減した。

既存のディーゼル車両と比べて、CO2の排出量が年間で一台当たり約1トン削減される。

渋滞の影響を回避し、短時間で多くの店舗を効率よく巡回するために、物流センターや店舗間の経路・時間を記録・管理する輸配送管理システム(TMS)を採用し、最適な配送経路・時間のためのシミュレーションに活用している。

さらに、EV(電動)トラック、FCV(燃料電池)トラック、環境配慮型燃料の導入実験も積極的に実施している。

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