ジョイフル本田/7~9月は売場演出強化やEDLP商品拡充で増収増益

2022年11月04日 10:40 / 決算

ジョイフル本田が11月2日に発表した2023年6月期第1四半期決算によると、売上高309億6600万円(前年同期比0.3%増)、営業利益30億7200万円(5.6%増)、経常利益33億200万円(3.3%増)、四半期純利益22億5400万円(2.0%増)となった。

<ジョイフル本田の店舗>
ジョイフル本田の店舗

「企業ミッションに基づく施策実行」における「必要必在」へのアクションとしては、売場の継続的な演出を強化し、お客に楽しんでもらえる売場の確立や、EDLP商品・M&M商品の拡充等により、有事も平時も頼りになる存在として、支持層を幅広く、分厚くする仕組みづくりを推進した。また、ES(従業員満足)の持続的向上施策としては、男性の育児参加を促進する特別休暇制度を創設するなど、社員が安心して働ける環境を整備し、子育てサポート企業「くるみん」の認定を取得した。

「生活提案」へのアクションとしては、「多目的・多機能型セレクトショップ」への進化の施策として、ウォルト・ディズニー・ジャパンとのコーナーライセンス契約を締結、オリジナルキービジュアルの「MAGIC FOREST」を全16店舗で展開した。

「企業ビジョンの定量目標化による成長実現」における株主還元策としては、資本効率を高め、1株当たり利益の増大を図ることを目的として、コミットメント型自己株式取得(FCSR)による自己株式の取得を実施した。FCSRは市場の流動性にかかわらず、自社株買いの取得達成を確実に高めることが可能な手法で、日本企業では、ジョイフル本田が初めて採用した。

「SDGsのソリューションを地域社会と共創」における「地域共創企業」へのアクションでは、「GX推進カンパニー」へのパラダイムシフトを図るべく、太陽光パネルの設置店舗や設置規模を選定し準備を進めた。2050年のカーボンニュートラルの実現に向け、自社だけでなく地域やサプライチェーン全体でGHG排出量の把握や削減に努め、社会や消費者から選ばれる企業を目指す。

通期は、売上高1300億円(5.2%増)、営業利益118億円(3.6%減)、経常利益124億円(6.2%減)、当期純利益86億円(22.5%減)の見通し。

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