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アークス/3~11月経常利益7.4%減、水道光熱費が大幅増

2023年01月06日 11:00 / 決算

アークスが1月6日に発表した2023年2月期第3四半期決算によると、売上高4187億8000万円、営業利益102億7700万円(前期は111億4800万円の利益)、経常利益115億2600万円(7.4%減)、親会社に帰属する当期利益77億6600万円(3.6%減)となった。

アークス

「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号、2020年3月31日)を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、売上高・営業利益の対前年同四半期増減率は記載していない。

売上総利益率は24.9%と前年同期を若干上回る水準を確保した一方、売上高販管費率は電気料金をはじめとする水道光熱費の大幅増加を主因に対前年同期比0.5ポイント上昇の22.4%となり、各利益面では減益を計上している。

既存店売上高は0.5%増となり、物価高騰による来店頻度の落ち込みやまとめ買いの傾向が続き、既存店客数が1.9%減だった。既存店客単価は2.5%増となっている。

既存店客単価の内訳は、1点単価が3.5%増、1人当たり買い上げ点数は0.9%減。

店舗展開は、新規出店として、2022年9月に北海道函館市に「スーパーアークス千代台店」(道南ラルズ)、岩手県北上市に「ユニバース北上花園町店」(ユニバース)を開店した。

また、既存店の活性化として第3四半期(2022年9月1日から2022年11月30日)においてラルズで3店舗、福原で1店舗、道北アークスで4店舗、東光ストアで1店舗の計9店舗の改装を行い、うち4店舗については「スーパーアークス」へ業態変更している。

なお、第4四半期においては2店舗の改装を予定しており、通期累計の改装店舗は20店舗となる見込み。「スーパーアークス千代台店」開店に伴い、2022年8月に近隣の「ラルズマート日乃出店」(道南ラルズ)を閉店したほか、9月には岩手県盛岡市の「ファル上田店」(ユニバース)を閉店した。11月末のグループの総店舗数は375店舗。

通期は、売上高5630億円、営業利益159億円、経常利益173億5000万円(0.3%増)、親会社に帰属する当期利益109億円(5.8%増)を見込んでいる。

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