三越伊勢丹HD/4~6月、国内百貨店回復で営業利益118.3%増

2023年08月03日 15:20 / 決算

三越伊勢丹HDが8月3日に発表した2024年3月期第1四半期決算によると、売上高1186億8000万円(前年同期比16.8%増)、営業利益86億5400万円(118.3%増)、経常利益101億100万円(123.1%増)、親会社に帰属する当期利益68億500万円(20.4%増)となった。

<三越伊勢丹>

百貨店業の売上高は989億9500万円(7.9%増)、営業利益は67億200万円(244.7%増)だった。国内百貨店は、コロナの5類感染症移行に伴う外出需要の拡大、国内旅行者や訪日外国人観光客の増加などにより、首都圏店舗を中心に入店客数が伸長し増収増益となった。伊勢丹新宿本店、三越日本橋本店では、気温上昇もあり夏物衣料が好調だったほか、化粧品・宝飾など幅広いアイテムでの売上が大幅に伸長した。

特に、伊勢丹新宿本店においては外商顧客売上高の増加等により、第1四半期連結累計期間として過去最高の売上を更新したほか、三越日本橋本店についても三越創業350周年大創業祭の開催などにより売上は計画を上回って順調に拡大した。

免税売上高は、ラグジュアリーブランドのハンドバック・宝飾など高額品が好調となり全店舗において前年から大幅に伸長した。6月単月としては、国内百貨店計で2018年度実績を超えたほか、当第1四半期累計期間においても2018年度実績並みにまで回復した。海外事業は、一部エリアにおいては消費トレンドが落ち着きつつあるものの、アセアン店舗計は好調に推移し増収増益となった。

通期は、売上高5150億円(5.7%増)、営業利益380億円(28.3%増)、経常利益400億円(33.3%増)、親会社に帰属する当期利益300億円(7.3%減)を見込んでいる。

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