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DCM/3~11月営業利益5.9%減、ホームファニシングが低調

2024年01月04日 10:25 / 決算

DCMホールディングスが2023年12月27日に発表した2024年2月期第3四半期決算によると、営業収益3608億1400万円(前年同期比1.1%増)、営業利益236億2600万円(5.9%減)、経常利益228億1800万円(9.4%減)、親会社に帰属する当期利益215億5500万円(38.0%増)となった。

DCM

残暑などの天候不順に加えて、行動制限解除による外出の増加、節約志向の高まりによる買い控えなど厳しい状況だったが、ホームレジャー・ペット部門では前年を上回り、好調に推移した。

11月中旬以降は気温低下によって冬物用品が好調だったという。

また、第1四半期に子会社化したエクスプライスが営業収益の増加に貢献した。

10店舗を出店、8店舗を退店。ケーヨーのグループ入りで、グループの店舗数は合計841店舗となった。

売上高を主要商品別に見ると、園芸部門は売上高534億100万円(3.6%減)。除草剤や刈り払機などが好調だったが、花苗や野菜苗、園芸資材などの屋外商品は低調に推移した。

ホームインプルーブメント部門の売上高は698億9700万円(3.3%減)。プロ向け商品が好調だったが、DIY関連は不振だった。

ホームレジャー・ペット部門のは498億2600万円(1.4%増)。法令改正により自転車用のヘルメットの売れ行きが良く、ペット用品も好調だった。

ハウスキーピング部門の売上高は698億9500万円(3.7%減)。マスクなど衛生用品の需要が低下している。

ホームファニシング部門の売上高は157億7900万円(9.8%減)。生活必需品の値上げや外出需要増加の影響などもあり、前年同期を大きく下回っている。

ホームエレクトロニクス部門の売上高は306億700万円(6.2%減)。部門全体は低調だったが、防犯意識の高まりによりセキュリティー用品は好調を継続しているという。

通期は、営業収益4940億円(3.6%増)、営業利益290億円(3.6%減)、経常利益280億円(5.3%減)、親会社に帰属する当期利益225億円(24.1%増)を見込んでいる。

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