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ライフ/3~11月増収増益、新規出店・PB強化などで通期予想を上方修正

2024年01月11日 16:32 / 決算

ライフコーポレーションが1月11日に発表した2024年2月期第3四半期決算によると、営業収益6024億5200万円(前年同期比5.9%増)、営業利益192億3200万円(41.8%増)、経常利益198億5200万円(40.3%増)、親会社に帰属する当期利益132億6900万円(37.5%増)となった。

業績は概ね好調に推移したが、人件費や電力料金、物流費をはじめとする各種コストの上昇など、企業運営を取り巻く環境は予断を許さない状況だという。

新規出店、ネットスーパーの拡大、「BIO-RAL(ビオラル)」などプライベートブランド商品の強化、おいしさを追求した商品施策を実施した結果、増収につながった。

一方、販管費は、水道光熱費の高騰、新規出店に伴う賃借料等の各種物件費の増加に加え、採用強化に伴う人件費も増加したが、生産性の向上、コスト最適化の取り組みが計画以上の結果につながり、増益を計上している。

新規店舗としては、9月に桜ノ宮店(大阪府)、10月に勝どきミッド店(東京都)、11月に下目黒店(東京都)を出店。1店舗を閉鎖した。既存店舗では、大泉学園駅前店、毛馬店、東中野店、此花伝法店、杭全店で「BIO-RAL(ビオラル)」商品や冷凍食品などの品ぞろえを拡充する改装を行った。

また、2024年2月期については、多様なニーズに応える売場作りや商品開発、ネットスーパーの伸長などにより、新店・既存店が好調に推移したことに加え、コスト最適化に向けた全社的な取組み(カイゼン活動)の成果もあり、収益面、利益面ともに前回公表予想を上回る見込みだという。

当期純利益についても、東京本社移転に係る費用(特別損失)を織り込んだ上で、前回公表予想を上回る見込みとのことから、通期予想を上方修正した。

営業収益は前回予想比88億円増の8098億円(5.8%増)、営業利益は24億円増の222億円(15.9%増)、経常利益は25億円増の230億円(14.9%増)、親会社に帰属する当期利益は15億円増の150億円(12.5%増)を見込んでいる。

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