ビックカメラ 決算/8月期売上高13.1%増、免税売上が過去最高を記録

2024年10月11日 16:14 / 決算

ビックカメラが10月11日に発表した2024年8月期決算によると、売上高9225億7200万円(前年同期比13.1%増)、営業利益243億8800万円(71.6%増)、経常利益266億7400万円(61.0%増)、親会社に帰属する当期利益139億800万円(373.6%増)となった。

家電小売業界における売上は、ゲーム等が低調に推移したが、スマートフォン、理美容家電等が好調、調理家電等が堅調であったため、総じて堅調に推移した。

こうした状況下で「専門性と先進性で、より豊かな生活を提案する、進化し続けるこだわりの専門店の集合体」と定めた企業理念のもと、経営戦略として「ビックカメラらしい強い店舗を取り戻す」を掲げた。その実現に向け、「人を成長の原動力とする」を筆頭に、「強い店舗の再構築」、「収益構造の抜本的見直し」および「中長期の成長戦略」を4大施策として取り組んでいる。

新型コロナウイルス感染症の影響により落ち込んでいた免税売上は、円安要因に加え、海外向け公式SNSでの発信や、現地インフルエンサーとの連携強化、航空会社とのクーポン配布施策拡大などに取り組み、多様な国々からの集客が進んだ結果、コロナ前を超え過去最高を記録している。

店舗展開では、グループ会社のコジマが2023年11月23日に「コジマ×ビックカメラ 新さっぽろデュオ店」(北海道札幌市)を開店。日本空港ビルデングとの合弁会社Air BICが、臨時休業していた「Air BicCamera 那覇空港店」(沖縄県那覇市)を2024年4月1日、「Air BicCamera 中部国際空港第1ターミナル1号店」(愛知県常滑市)が9月27日より、それぞれ営業を再開した。

2025年8月期は、売上高9520億円(3.2%増)、営業利益265億円(8.7%増)、経常利益284億円(6.5%増)、親会社に帰属する当期利益152億円(9.3%増)を見込んでいる。

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