ドトール・日レスHD 決算/2月期増収増益、客単価増で既存店が回復

2025年04月14日 16:27 / 決算

ドトール・日レスホールディングスが4月14日に発表した2025年2月期決算によると、売上高1488億2200万円(前年同期比5.8%増)、営業利益95億9700万円(31.1%増)、経常利益96億1500万円(24.8%増)、親会社に帰属する当期利益68億8000万円(25.3%増)となった。

ドトール・日レスホールディングス

日本レストランシステムグループの売上高は536億8300万円(7.0%増)、セグメント利益は43億3100万円(50.9%増)。

「星乃珈琲店」や「洋麺屋五右衛門」等の主力ブランドを中心に厳選した立地へ16店舗を新規出店した。また、顧客ニーズの変化に合わせた既存ブランドをブラッシュアップし、「牛たん焼き仙台辺見」「洋麺屋五右衛門」などへ22店舗の業態変更を実施している。

顧客利便性向上のためキャッシュレス決済の拡充やモバイルオーダーの導入を行っている。「星乃珈琲店」の店舗数は、2025年2月末時点で国内では269店舗となり、うち加盟店は35店舗となった。

商品面では、より季節感を打ち出しつつ、子ども向けメニュー、シニア世代へ向けたサービスなどを提供。共通食材を使用することで多ブランド展開の強みを生かした商品を開発し、徹底した原価管理を行っている。

ドトールコーヒーグループの売上高は884億3100万円(5.9%増)、セグメント利益は43億1300万円(23.1%増)。

季節ごとの商品など付加価値の高いメニューを随時導入し、顧客単価を上げることで売り上げの回復を図った。

客数の回復を目指したキャッシュレス・キャンペーン施策を継続して打ち、新規顧客の獲得やリピーターの確保に努めた。

インバウンドを含む人流の回復に伴い、ビジネス街や駅前立地を中心に売上高は上昇している。

回復が遅かったモーニングの時間帯も定期的なメニュー改定など施策を講じることで客数が回復し、ランチやティータイムの改善も継続しているという。

原材料をはじめとしたコストアップに対し、昨年来取り組んでいる維持管理コストの削減を継続実施している。

店舗面では、グループ全体で58店舗(直営店38店舗、加盟店17店舗、海外3店舗)を新規出店。2月末で計2065店舗となっている。

次期は、売上高1545億1400万円(3.8%増)、営業利益105億9900万円(10.4%増)、経常利益107億2300万円(11.5%増)、親会社に帰属する当期利益71億5600万円(4.0%増)を見込んでいる。

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